早川アキ好きだな~

早川アキが好きだ。
どれくらい好きかっていうと早川アキに似合う服を探してしまうし、早川アキがたまに見せる切ない表情にかわいいなって思ってしまうくらい好き。

アニメチェンソーマンは1クールが終わったわけだが、こいつめちゃめちゃ丁寧な暮らしをしている。銃野郎の討伐に全てを捧げているイメージがあったが、けっこう人生に楽しみがあってほっとした。コーヒーミルはマキマさんか姫パイから貰ったのだろう。早川アキは貰った物を大切に使う人間なのできっとそう。煙草とコーヒーのセットで口臭はえぐそうだが、こいつはできる男なので、念入りに歯磨きをし、デンジに口がくさくないかチェックしてもらっているかもしれない。そしてタツキ先生とMAPPAさんにお願いしてそのシーンはカットしてもらっている。恥ずかしいからね。

日常生活ネタを語り出すとキリがないので、私が語りたい早川アキの人間性を語る。

アキは強い。強い心を持っている。強い正義感とそれを守ろうとする責任感。上司が間違っている事を言ったらば「それは違うと思います。」ってはっきり言えるし、なかなか折れない。説得するのは困難を極めるし、いざとなればコンで首が吹き飛ぶので、扱いづらい。自分に対しての攻撃には感情的になりがちだが、自分の周囲への攻撃へは極めて冷静に対処し、諦めずに目的を達成する。めちゃめちゃかっこいいじゃん!プライドも半端なく高くて、自分が下に見られることが大嫌い。外野から見れば高飛車で嫌なやつだが、内野から見ると案外かわいいやつ。そういう男なのだ早川アキは。

さて、早川アキは家族全員を殺されたわけだが、10歳くらいで家族全員を失うなんて心中察するに余り有る。この時早川アキは悲しみに打ちひしがれるのではなく、行き場のない全身を焦がすような激しい怒りをかかえていたのだろう。

チェンソーマン1部は家族を失った早川アキがもう一度か家族得る話でもある。あれだけ食べ方が汚かった2人が12話のエンディングではめちゃめちゃ綺麗に食べ終えている。きっと2人とも箸の使い方もバッチリだ。なぜなら早川アキが教えたから。半年たらずでここまで躾をしっかりと徹底させたのは、早川アキの手腕であろう。教育ママとしてエッセイを書いたらきっと売れる。

話があっちこっちにそれるのは私の悪い癖。早川アキは家族を再び失うことになってしまう。討伐隊から家族を除外してほしいと懇願する早川アキ。私はここで泣いてしまった。自分の死期を察して、守ろうとしたのはデンジとパワー。クールで冷静で高飛車な早川アキが、銃の悪魔討伐にはデンジが必要である事はわかっているはずの早川アキが、自らの固い固い信念以上に大切な存在がうまれてしまった。デビルハンター失格である。ただ、この時早川アキの人間的な弱さが垣間見えて少し安心した。ギャップ萌えとは少し違うかもしれないが、心の奥底にあるのは家族を守りたいというその深い愛に、心を動かされてしまった。自分の命は軽いのに家族や仲間の命は重い。そういう男なのだ。だから好きになっちゃう。

もうひとつ、早川アキの弱さが見えるところがある。それはアキ自身の死に対する恐怖心である。命を捨てる覚悟はとっくの昔にできているであろうが、余命を告げられるとやはり動揺してしまう。自らの死という根源的恐怖心はどんなに強い人間でも拭うことはできないと考えている。蓋をして見ないようにする事はできるが、眼前にそれを突きつけられると、やはり冷静ではいられない。早川アキは人間であることを描写してくれるタツキ先生。好きです。

9巻の最後。デンジとの戦闘シーン以上に、雪合戦という早川アキの内面描写を重視をしたものだが、見ていて本当に胸が痛くなる。ここの良さは今更語るまでもないが、早川アキはずっとずっと家族との愛を求めていたんだよって言われると、自然と涙があふれてしまう。デンジくんの絶望に満ちた表情がまた泣けるんですよ。タツキ先生は本当に表情が素敵。言葉を語らせずに表情や背景で語る。漫画ならではの表現が素敵で、大好きなんですよね。

ずらずらと語ったわけですが、復讐心に愛が勝ってしまうのがとても良いなって思います。これで復讐心が勝ってしまっていたらおそらく私もこんなにアキを好きにならなかっただろうなって。

遺骨は家族のもとに埋めてほしいです。天国で太陽とキャッチボールしてください。安らかに眠れ。


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