稚児相撲 女子力の 片鱗を 親と祖父母に 期待背負われ
「女の子なのに本当に大丈夫かなあ?」夫が心配そうに私の実家でつぶやいた。正月でもないのに地元の秋祭りのために実家に来ている。
「孫娘を見せに来たら良いよ。秋には珍しい風習やってるし」と、私の両親に言われて、指定された当日山の中にある神社に足を運んだ。そこまでは良かった。だけど実家に戻ったらびっくりする。私の両親が勝手に、娘を秋祭りで行われる稚児相撲に出場させるという手続きを取ってしまっていたのだ。
「一応女の子なんですが」と、戸惑う夫に両親は笑いながら「まあ、相撲といっても