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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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2024年4月の記事一覧

皐月前 大きなタンク 眼前に 真下広がる ツツジ群生

GWの前半戦の最終日のこと、このルートは仕方がなかった。バスが通る道ではない。バスがなくて…

春歩く 雨上がりから ミニ遍路 石仏見つつ 登って下り

明治以前のトレッキング?否、ハイキング?どっちでもよい。八十八カ所遍路や三十三カ所巡礼を…

映画見る 皐月の休み 町中へ 見て気づく ロケ地の事を

見てから気づいた。ロケ地の中に自分の知っている地域のことが出ていたのだ。人気のものやエン…

難解の 地名を歩く 春の空 何もなくても 歴史ありけり

春空が広がるある日、近道を見つけた。上りになっている坂を歩いていると、電信柱に貼ってあっ…

資源ごみ 楽々運ぶ 春の日に 意識高くて すっきりしつつ

噂を聞いてた春のある日のこと。家にため込んでいた段ボールを車に詰めてその場所に来る。そし…

公園の 緑イベント 皐月前 植木選ぶか なす親しむか

チンパンジーの置物の横には牛糞が置いてある。皐月を前にした今日の公園は緑のアウトドアイベ…

春の山 ログハウスにて コーヒーを じっくり味わい 季節感じて 

昔、鳩を献上したことから鳩の名前が地名に残る場所に来た。周りは山に囲まれたところ。田舎という言葉にぴったりだが田舎というより山の中のほうが近いのかもしれない。 山小屋のようなログハウスを見つけた。カフェのようである。 中に入ると、当たり前だが、ログハウスの木のぬくもりを感じる山小屋そのものの空間が広がっていた。 開いている席に座り、コーヒーを注文する。だがそこは山の中らしい。スマホを取り出しても電波の届かない場所であった。wifiもない。デジタルデトックスができる空間とでも

ストレスを 蹴りとパンチで 晴らす春 スッキリ帰り 空も晴ればれ

「なんとスッキリしたのだろう」試しに体験した感想だ。キックボクシングだの空手などと言うも…

池の上 今年も眺め 大藤を やはり遅いか 野生の姿 

「確かこの辺りだった」昨年に続きある場所に来た。そこには野生の大藤が見られる場所がある。…

雪国で 活躍の後 奥河内 静かに二台 並んで鎮座

山が多いから冬は雪が積もる場合がある。そうするとバスや車の通行の邪魔になるから雪を解かす…

気になりし ようやく行けた 卯月の日 絶景映える 一本の木に

「あれがか!」思わず息をのんだ。ずっとこの日を待っていた。あれが気になったのはいつの日か…

卯月から 一足早く 泳ぐ鯉 風になびけば 生き物のよう

「しかしさ、世間より動きだすの早くねえか」 「ええ、真鯉、上から何を言ってんの!」 「ああ…

未知の道 歩きやすさの 春日和 森と畑と 清流見て

未知の道とダジャレのようになったが、初めて歩く道だった。バスも往来する国道と違い、基本的…

八重桜 大きな花玉 毬のよう 境の駅前 山に囲まれ

周囲を山に覆われた境の駅に降り立った。今日はここから山を登って県を越えようと思っている。だから特に気にすることもなく、降りたらそのまま山を目指す予定だった。ホームから見えるピンクの花を見るまでは。 ホームから見えるのはひときわ大きなピンクの花だ。姿を見て思い出した。ここは駅前に八重桜の並木があることである。時計を見た。10分、20分の余裕は十分にある。少し八重桜を楽しんでから目的のための行動を起こすことにした。 駅から降りて八重桜の前に着て眺める。桜と言っても良くみるソメ