初めから俺たちはかっこよくなんてないしなぁ...
僕がHIPHOPの中毒になったのは約4年前、第15回高校生ラップ選手権の百足vs韻マンを観たのが全ての始まりだった。
彼らは00世代(2000年生)で自分(2005年生)と比較的歳が近く、そんな彼らが大舞台で自分の信念を貫いたラップをしている姿がかっこよくて仕方がなかった。
初めてくらった曲
HIPHOPとかで曲とかパンチラインに心を奮わされることを「くらう」「くらった」と言うのだが、4年間の中で、僕が初めてくらった曲を紹介しようと思う。
Pellicule
バトルのみならず色んな曲を聴いてHIPHOPを楽しもうと思い、割と最初の方にみつけた曲である。
それまでHIPHOPを知らなかったとは言え「川崎区で有名になりたきゃ人殺すかラッパーになるかだ」とか「俺は東京生まれHIPHOP育ち 悪そうな奴はだいたい友達」とか有名なパンチラインは知っていた。逆にそれしか知らなかったので、僕の中でのHIPHOPのイメージが「不良が自分の悪さを自慢する音楽」「ゴツイ刺青だらけの男がYoYo言ってる音楽」くらいだった、今じゃ信じたくないけど本当にそれくらいのイメージしか無かった。
しかしそれを覆したのがこの曲である。
この曲はトラックも良いが歌詞がものすごく良い。1個1個語ると本当に長くなってしまうので、1番わかりやすいサビについて話そうと思う。
僕が1番くらったのは「こういうのって~かっこよくなんてないしな」の部分。
HIPHOPの曲は大体「かっこいい俺たち」とか「かっこよくなった俺たち」を書いている曲が多いが、Pelliculeは「俺たちはかっこよくなんてないしな」と言いきってしまっている。
ここの部分、凄い僕達に寄り添ってるみたいでよくない?ひねくれてる南木少年の心をすごく暖めてくれた歌詞でした。
〆
Pellicule絶対聞いてね。