マガジンのカバー画像

毛遊び

33
川柳、狂歌、ときどき琉歌集。 「もうあしび」と読みます。 若者がビーチで歌い踊り語らいまぐわいます。 やなすけべーぐわが詠みました。
運営しているクリエイター

#猥歌

色づく街

色づく街

・ニコポンとデスマス調で近づくあいつ
・告られてNHK(二の腕引っ張ってキス)で陥落し
・優しさは最初だけかよ ダメ男 許した途端 態度横柄

・タイガースの出ない日本シリーズ見る阿呆
・阪神推しではなかったの? わたしより野球中継 選ぶあなた
・あなたはね野球に夢中 わたしはねベッドで独り指遊びする
・日本シリーズの次はワールドカップかよ 怒髪天衝く
・日本シリーズ、ワールドカップ わたしに夢中

もっとみる
埋み火

埋み火

・埋み火が燃え盛りそう牧志駅
・埋み火に身を焦がされて秋の夜
・埋み火のせいであくびのゆいレール
(寝不足)

・愛妻をほっぽりテレビの阪神戦
・妻ふくれ夫歓喜のAクラス
(プロ野球)

・雷に撃たれて不倫沼に堕ち
・妻からのLINE見つめるあなたに嫉妬
・張り切ってバリバリ仕事してきたが隙間埋めたい私もおんな

・扇風機水着半袖ワンピース思い出ひとつ夏仕舞い
・ニット着て美乳が映える秋到来

もっとみる
たそがれマイ・ラブ

たそがれマイ・ラブ

・ひと夏の思い出捨てに断髪屋(だんぱちやー)
・ストレートヘアを切って空高し
・ワンレンボブ「別人のよう」あなた言い
・変わり映えしないあなたに秋(飽き)の風

・なす、きゅうり 品定めする彼女の手
・彼女の部屋 マヤーと眼(がん)の飛ばし合い
・腰振りのお尻にマヤー爪をたて
・彼女のとなり マヤーに取られ 月明かり
(マヤー=ネコ)

・島バナナ見て触れ思い出すあなた
・いきがくるすのに刃物はい

もっとみる