全ての願いの根底にあるのは「幸せ」

昔、ホームレスやひとりぼっちのご老人などを見かけると、心の中で、
「私の幸せをあの人達にあげて!」
と呟いていた。

当時、それなりに幸せだったが、有り余るほど幸せだったわけではない。
人を幸せにするという壮大な決意もなく、奉仕の心があったわけでもない。
それなのに、こんなことを日々呟いていた。

なぜこんなことをしていたのか。
多分、寂しそうな人を見ると自分も寂しくなっていたからだと思う。
なんだか悲しい気分になったから、じゃぁいっそ私の幸せをあげます、という気持ちになったのだと思う。

そんなことを繰り返していくうちに、いつしか私の無意識には「自分は幸せになってはいけない」という思い込みがこびりつくようになっていった。

最近、自分の幸せについて考える機会があった。
その過程で、そんな昔のことを思い出した。

そして気づいた。
自分がまず幸せにならなければ、人なんて幸せにできない。
人を幸せにするのはそれからでもいい。

自分が幸せで満たされていないと、何も始まらない。
だから私は、私の求める幸せを貪欲につかんでいこうと決めた。

私は幸せになる。
奇跡は起こる。
奇跡が奇跡ではなくなる時は唐突にやってくる。

私は幸せになる。


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