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ニューヨークでの出産

出産予定日の2日前、朝一で産婦人科にチェックアップへ。臨月に入ってから毎週チェックアップがあったのですが、臨月に入ってからはいつも通っていたブルックリンの産婦人科ではなく、マンハッタンの産婦人科へ。

旦那さんも付き添いで来てくれていたので、朝イチの予約。平日だったので、チェックアップ後、日本領事館へ出生届を取りに行って、仕事に行く予定でした。

いつものようにNSTテスト&ウルトラサウンドの検査の最中に、赤ちゃんがあまり動いていないことを指摘され、先生に今から産む病院(私の場合は、Mount Sinai West)へ行って検査しましょう。もしかしたらこのまま入院して、促進剤打って産むことになる可能性もあるから、一回おうち帰って準備してから行ってね!と言われてしまいました。

妊娠が発覚した当初からずっと平均より小さめと言われ続けていたので、完全にそのつもりで、1週間くらいずれていると思っていたのでまだ心の準備ができてない&お腹の胎動がなくなってしまうのが悲しい、もう少しいて欲しいという気持ちで大泣き😢笑

一度家に帰宅、荷物を持って病院へ。

病院に到着後、NSTやウルトラサウンドをもう少し長い時間続けましたが、やはり赤ちゃんの動きが少ないからこのまま促進剤をした方がいいという結論に。朝イチの検査と比べると、赤ちゃんの胎動を感じていたため、完全に帰宅できるつもりでいたので、そこでもまた号泣。普通に陣痛を迎えて、出産に挑みたかったのですが、叶わずでした。。。

アメリカでは出産は保険が適用になる為なのか、無痛分娩が一般的。促進剤を使って陣痛を促すのですが、その前から麻酔も可能(進みがゆっくりになるけれど)。麻酔なしで開始してみて、痛くなってから麻酔も可能とのことで、まだ一度も陣痛の痛みを感じたことのなかった私は、ちょっと陣痛感じてみたいかも、どうしよう。。。と思っているところに、内診グリグリを初体験。痛すぎて悶絶w ドクターに、麻酔すぐ打った方がいいわよ!って言われて、速攻麻酔を打つことに決めました。笑

ちなみに、内診グリグリの結果、子宮口はたったの0.5cmしか開いていませんでした。10cmまでは程遠い。。バルーンを入れて、4cmまで開かせることに。

日本では分娩室が分かれていますが、私の入院した病院は、分かれていなかったため、入院で通された部屋でそのままお産になります。

まずは点滴を開始。ナースの方がまだ若い方だったため2箇所失敗されて、ベテランの人に点滴をしていただきました。(ちなみに日本人の方でした驚❗️)その後、麻酔科医のドクターに背中に麻酔をしてもらい、他のドクターにバルーンを入れてもらいました。麻酔が効いているので、バルーンも全く痛くなく、麻酔は手元にボタンがあり、痛みを感じたらボタンを押せば麻酔が追加される、とのこと。1度追加したら10分間は追加不可、とのことでした。自分で麻酔追加できると周りの友達から聞いてはいたけど、怖かった😂

バルーンを入れたのが夕方の4-5時、その日に産まれるとばかり思っていたけれど、バルーンを入れてもMAX開くのは4cm。しかも1時間に1cm程度開くので、4cm開くにも4時間はかかるとのこと。以外と長くなりそうだとこの時初めて悟りました💦ただ、バルーンも入れ終えてからは、暇だったので笑、病室で仕事をしていましたwww

促進剤を何時頃からスタートしたのかは覚えていませんが、促進剤の間は陣痛が来ていても、そこから点滴に戻すと陣痛が収まってしまうため、なかなか進行せず。。。途中のどこかのタイミングで破水もさせましたが、夜になってから、子宮の中に水分を戻すとのことで、水を入れる作業に入りました。(何が行われていたのか全然覚えてないです💦)

翌日の明け方5時頃、痛みで目が覚める。

おそらく、陣痛のMAXの痛さ。悲鳴をあげたりはしないけど、痛くてベッドのバーを握りしめるくらいの痛さ。まだ1回も麻酔の追加をしていなかったので、2回追加しました。30分ほどで痛みが緩和。

ちなみに、この頃から別室で出産に挑む女性の大絶叫が聞こえてきます。。。ほんとに大絶叫。アメリカではほとんどの人が無痛分娩のはずなので、無痛分娩でもこんな大絶叫するほど痛いのか、それとも麻酔が効いていないのか、むしろ麻酔していないのかわからず、ただただこれから待ち受ける分娩が心配になるばかり。。。

6時頃にドクターが子宮口の確認。驚いた様子でMAX開いているとのこと。ドクターから、OK,じゃあ、7時くらいからpushし始めようか!と言われ、私は絶句。え。。。無理。。。って感じでした。痛みはないので、親や友達にこれから分娩が開始することを伝え、気がついたら眠っていました。

7時45分から分娩開始。1時間と少しで無事に出産しました💕

旦那さんは完全立ち会いだったので、横でずっと励ましてくれてた。アメリカでは旦那さん立ち会いの場合、臍の緒は旦那さんがカットできます。助産師さんが、赤ちゃんの頭が出てくるところや、胎盤が出てくるところ、旦那さんが臍の緒カットしてくれてるところなど、全部写真で撮ってくれてました(だいぶグロテスクな写真ですが><)

赤ちゃんの第一印象は、白い!だいぶアジアンテイストの猿!🐒でした😆

出産後の処置を済ませ、カンガルーケアをして、少しゆっくりしてから入院の部屋へ。個室が空いていたので、ラッキーなことに個室に通してもらえました✨

アメリカでは通常産後48時間で退院、希望すれば翌日退院も可能。私はもちろん2日間入院を希望しました。

授乳の専門の方もいらっしゃるので、その方から授乳の仕方を教われます。赤ちゃんのお風呂も臍の緒が取れるまではダメと言われたので、身体を吹いてあげるくらいでした。

旦那さんが毎日病院に泊まってくれてたので、心細くなくすごすごことができました。あっという間に2日間がすぎ、退院の日。黄疸が出ましたが、血液検査の結果、問題はなかったのでそのまま退院。

アメリカでは退院が早いため、小児科でのチェックアップが産まれてから5日後、2週間後があって、問題がなければその後1 ヶ月検診になります。私の場合、赤ちゃんの体重減少が大きかったため、5日後のさらに2日後に体重だけ測りに行きました。

私の場合、陣痛を迎えることなく出産になってしまったため、陣痛の痛みをほぼ経験できず、痛みがほぼ全くない状態での出産でした。通常の場合、みんな陣痛を迎えてから病院へ行き、ある程度間隔が短くなってから麻酔を打つようです(病院にもよるかもしれませんが)。なのでアメリカで出産でも結局少なからず陣痛は経験するはずなので、私のように完全に痛みがないのはラッキーだったね、とママ友には言われました。

でも、陣痛も経験してみたかったなーというのも思います。次に子供ができたら経験できるといいな🎶

日本では産後1ヶ月は家にいるようですが、こちらでは外出してもok, むしろそっちの方が身体が早く通常に戻ると言われているので割と出歩いていました❗️

また産後の状況もメモしていきます!

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