南 祐理(みなみゆうり)

中学生の時に実父から強制わいせつを受けた女性。被害の25年後に父本人に対して被害の事実…

南 祐理(みなみゆうり)

中学生の時に実父から強制わいせつを受けた女性。被害の25年後に父本人に対して被害の事実を口にできた。性的虐待経験者の自助会などの助けを借り、被害の39年後にやっとこれは犯罪だと認識したが、とっくに時効が成立していました。子供への性暴力をなくすため、性暴力の公訴時効を撤廃すべき。

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  • 私の変態の父

    中学生のとき、母が病死した直後、実父から強制わいせつ行為を受けました。家族、親族から非難され孤立するなか、自分が悪いのではないと気づいたのは被害から約40年たってからでした。子供への性暴力を抑止するために、日本では公訴時効をなくすべきだと思います。

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