家族でポケカ ー続ける才能ー

 今回は、家族でポケモンカードを取り組んでいる知り合いの親子プレイヤーに、お子さんが世界大会に参加するまでのお話を伺ってきました。その内容から印象的だったことや重要に思ったことを記していこうと思います。

 過去にもインタビュー形式でご協力いただいた、ゆうケンパパさんに今回もいろいろお願いをしました。

 まずはお子さんのユウタロウ君について。

 私自身、彼が一番初めにジムバトルに来た日のことを覚えています。そこから6,7年ほどの付き合いになってます。当時小学校低学年だったことを考えても結構な月日がたったように思います。

 そして2019年、念願だった世界大会にシニアカテゴリーで出場されました。

 この記事では彼が世界大会に行くまで歩んだ道のりをたどっていきます。

 

 そもそもユウタロウ君がポケモンカードを手にするきっかけは祖父からのプレゼントでした。そこから家族で公式ホームページを見ていたところ、ユウタロウ君本人が参加してみたいということからジムバトルへ。

 その日から「ポケカをもっと強くなりたい」という気持ちで楽しんでいたそうです。今思うと強くなりたいという気持ちがあったから今まで続けることができたそうです。

 日々どうやったら強くなれるのかを模索する日々。

 それでも親目線ではユウタロウ君自身が強くなっていることを実感していることがうれしかったそうです。

 印象として抱いたこと 小学校低学年のうちは、ステップアップの土台が作れた。

 デッキつくりに関しても、今でこそたくさんのデッキが出回っていますが当時の先端デッキを見れる環境にいなかったゆうケン一家。むしろこの時、固定観念がなかったからこそユウタロウ君がデッキを作れたといいます。毎日が新弾発売直後のようだったそうです。

 そのままジムバトルに通うことを続けるうちに大型大会があることを知ります。このころポケカの大型大会は春と秋に行われていました。大型大会の直前まで参加するつもりがなかったゆうケン一家。ユウタロウ君の一言で弾丸旅行をしに行くことに。初めて参加した大型大会になりました。サイドイベントではタッグバトルがあったそうで親子でペアを組んで参加したそうです。以降は計画的に参加するようにしたそうです。雰囲気を知れたことは大きかったそうで、幅広い年齢の方が参加されていてとても驚いたそうです。

 教訓 大型大会には一度足を運んでみよう!

 小学校の中学年になり、引き続きポケカを楽しんでいました。ここで一つ目の転機が。それは大会を意識するようになったことです。当時、各地で自主大会と呼ばれる、有志がそれぞれで主催する大会が催されていました。積極的に近辺の自主大会に出るようになり、知り合いになったジュニア勢の友達が大型大会でトーナメントに残るのを見て自身も残りたいと思うようになったユウタロウ君。1年ほどしてトーナメントに残ることができたのです。

 トーナメントに残ることができた要因を次のように振り返ってくれました。

 使用していたデッキが当時の本人の性格に合っていたようです。家族とジムバトルでの調整でトーナメントに残れた喜びもありました。あとは自信もついたそうです。

 何よりも伝えたいこと ポケカは失敗もあるけど成功体験も得ることができる。

 この年、家族にとって転機が。

 ゆうケンパパさんの体調が不安定に。

 普段はユウタロウ君を連れて行くのはパパさんでしたがこのころからママさんがユウタロウ君と一緒に行くことになります。

 さらにジュニア最終年のこの年、ユウタロウ君は世界大会を強く意識します。そしてtop16に残れば確定で世界に行ける大事な大会、CLfinalへ挑みます。

 結果はあと1勝のところで敗退。top16には届きませんでした。あきらめずに挑戦をし、家族も励ます中、戦いました。悔し涙を飲んだ彼は世界大会を強く強く意識するようになります。あと1勝を争ったジュニアカテゴリーのプレイヤーと家族の方とは今も交友があるそうです。

 これまで出場をしてきた大型大会は家族だけで考え、ジムバトルでの戦いを整理して挑んできました。シニアカテゴリーに移ったころまたまた転機が。 

 学んだ大事なこと あきらめないこと、そして応援すること

 ユウタロウ君のシニア1年目は、よく言われる「1年目の壁」にぶち当たります。とにかく勝てない時期が続きます。そんな状態でもトレーナーズリーグによく出場しました。シニアはメンバーが限られているので有名なプレイヤーとよくマッチしたようで、のちに顔を覚えてもらえるようになったそうです。大会にコンスタントに出ることはいいことですね。

 シニアに上がりさらに状況が変わります。師となるプレイヤーが現れます。といってもかねてから交友のあったプレイヤーだそうです。実は私もよくしてもらっている方で有名なデッキタイプも世に送り出す、すごい人です。ポケカを続けていくことでこうやっていろいろな世界を見ることにつながるのですね!

 重要なこと 交友を大切にする

 シニア2年目、念願かなって世界大会に行くことになります。ここまでの道のりはゆうケンパパさんにとってはゆっくりした道のりだったそうです。

 取材を受けていただいた際に、伝えたいこととして

ポケカは続けることで親子で楽しめるツール。知らない人と対戦をするのでマナーを教えたり教わったり、何より子供たちが成功体験を得ることができる大変すばらしいもの。資金も使うし時間はかかるし…と思っていたけれどもよいことが多くあり、ふれあえてよかった。続けることに疑問を抱くこともあったが今はよかったと考えています。

と、悩んでいる親御さんがいらしたら背中を押せるような内容を望まれていました。だからこそ親子で楽しむ、これから足を踏み入れる、続けるか悩む皆さんに見ていただきたいです。 

 この記事が少しでも悩む親子のヒントになればうれしいです。ゆうケンパパさん、今回もありがとうございました。
それではまた。

 

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