空気の読めないマイペース人間がぶち当たる接客業のかべ【ただのつれづれ日記】
私の最近の肩書はオンライン家庭教師だけど、学生のころから10年以上接客業にかかわってきて、カナダの日本食レストランで在籍している。
昔から、なんだかんだ接客業が好き。
シンプルに食べ物やドリンクを通して、お客さんとちょっぴり繋がるのが好きだ。害のない世間話も好き。ちょっとした気遣いでお客さんが笑ってくれると、しょーもなく承認欲求が満たされる。幸せ。
名門の早稲田大学に入ったけど、就活中「卒業したら、カフェで働きたいな」とボヤき、当時の就活メンターから冷ややかな視線を受ける程度には、残念なくらい接客が好きだった。(そして私は遠からずそれを実現するのだけど)
しかし。
どの職場からも「マイペース」「おっとりしている」と言われ続けた私。
※仕事上の「マイペース」は99%悪い意味である
とくに速いテンポの仕事量を求められる接客業では、秒単位でするべきことが変わるので、周りの空気の変化を読めないマイペースな行動をすると、常にワンテンポ遅れる。チームメイトから一歩遅れをとり、その一歩が周りの迷惑になる。
学生時代の最初のころなんて、本当に「使えなかった」と思う。ただ仕事に一生懸命ではあっただけに、いつも空回り。
「なんでこんなにうまくいかんの?」
仕事ができている人を眺めながら、うちひしがれていた当時の自分。そんな自分でも、ひとつずつ成長できたことがあるので、書き留めようと思う。
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「周りで飛び交う同僚の会話は(自分がその会話に入っていない時も)ちゃんと聞くんだよ」
たくさんの先輩方が、あらゆる場面で、私に教えてくれた気がする。(あんまり覚えてないけど)
以前私は、周りは何か問題が起こってバタバタしても、私だけそしらぬ顔をして作業をし続けることができたのである。
これに気づくまで、数年を要した。いや誰か指摘もしてくれたと思うが、私は本当の意味でその指摘の本質に気づくまで時間がかかった。
かつ、当時の未熟な私は「ただ言われたことを、一生懸命やっておけばいい」と。一生懸命な自分に酔って、本当に仕事を適切にこなしているか?周りの役に立っているか?を気にしていなかった。
そんな私も、
むかーしむかし。天下のスタバ様で働いていました。
特にあのスタバで働いた3年が、私のマイペースをしっかり自覚し改善できた場所だったなあ。
最終的には、自分がドリンクに入ってるときも、途中でレジ側で注文変更の会話が聞き取って作成を中断したり、バーの前に並ぶお客さんやフロアの様子などもチェックしながら作業を進めるという。
昔の自分では考えられないこと。
本当に小さな一歩でしたが、自分にとってはそれがとても大きな変化というか成長できた。
なんかこういうのって、その人の性格や、過去の人生の生きてきた環境で言われなくても分かる人と、そうじゃない人がいると思うんだよね。だから経験が少なくてもわりとすぐできちゃうコとか、センスがいいコとかもいるんだよね。
ここまでが長かったなあ。
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また、カナダにきてから、文化の違いというか、色々接客に対する考えの違いって変わるなあと思うんだけど、またそれは別の時に書いていくね。
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