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1ヶ月間、宮崎県日南市で暮らしました

タイトルの通り、
8月後半〜9月後半の約1ヶ月間を、宮崎県日南市で暮らしました。

あれは夢だったのか?と思うような、不思議で、楽しくて(ちょっとしんどいこともあったり…)、な大切な大切な時間でした。

1、そもそも、なんで日南に?

親戚や友人はおらず、遊びに行ったこともない宮崎県。
そんな宮崎県との出会いのきっかけは、Twitterで見つけたこの記事でした。

ウェブメディアの運営・イベント企画などを行なっている、日南を愛するチーム「ヤッチャ!」が会社になりましたよ!という報告のnoteです。


まだ私が会社員だった頃、
「なんで働いてるんかな…?やりたいことって、今やらなくていいんやっけ?」
「自分の大事にしたい時間って、どこに行ったんだろう…。そもそもなんやったっけ?」
など、
自分の働き方や生き方について、「これで良いのだろうか。」と漠然と悩んでいた時期にこのnoteを読んで、とてもとても、元気をもらいました。

▼これは読んだ後のメモ。
感想が「いい・素敵」しかないけど、「いまの気持ちを残しときたい…!」と思い、書きました。(後半関係ないメモもあります🙇‍♀️)

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ふな

noteを読んでもらうとわかるのですが、最後の方にAmazonのウィッシュリストがあります。
「元気をもらったお返しに、何か送りたいな…。」と思い、ビール🍻を送りました。
すごく喜んでもらえて、そこから、ぼんやり知っていただけの
「ヤッチャ!と宮崎県」が、自分の中で少し特別なものになりました。

(この記事の公開日が自分の誕生日だったことも、「何かのご縁かな…。」と密かに感じていました。)

ふな


ここから1ヶ月後、会社を退職することが決まり、
「さあ、これからどうしようかなー…」とゆったりと考えていました。
(今後の予定はほぼなしで、唯一決めていたのは、友人と移住をすることだけ。)


そんな時に見つけたのが「ヤッチャの学校3期生募集」のツイート。

「おお!!!!きた!!」と思い、早速申し込み要項を読みました。

が、参加対象は、"全国の大学生、大学院生"。
「がーん…やっぱり無理よねえ…。」

以前から、ヤッチャの学校の概要は知っていたので、自分の年齢では無理だと思いながらもサイトを読みました。
ヤッチャの学校は、超簡潔にいうと、大学生向けの地域留学プログラムです!
▼ヤッチャの学校3期生募集のサイト。

(写真の皆の楽しそうな顔を見るだけでも、眩しくて、いいな〜ってなる。というかなったから参加したくなった…。)

無理だと思いながらも、
「いや。待てよ…。大学院生っちゅうことは、年齢だけで言うと、ギリギリいけるかも!」と、うまく(?)解釈し、無理を承知で申し込みました。

代表のきょーちゃんとzoomでお話しし、参加させてもらえることに!

後日談…
「募集対象外でも応募してくるなんて、とんでもないやつかもしれぬ…。」と思われていたそう。
そんな「募集対象外でも応募してくるやばいやつ」の切実な思いに答えてくださり、参加することができました。ありがとうございます…!

2、何をしに行ったのか

参加するまでの話で長くなりましたが、ここからが本題!
そんな奇跡的な出会いを果たし、参加することになったヤッチャの学校。

参加した理由は、
1、地域で暮らすことを体験したい
今後移住がしたいので、地元以外での長期滞在の経験をしてみたいと思いました。
2、楽しそうに働く大人を間近で見たい
仕事とはなんぞや?という疑問、ヤッチャの記事から、
「仕事を楽しんでいる大人たちがたくさんいそう!話を聞いてみたい!」と思いました。

この2つがベースにありましたが、「これをやるぞ!」とバリバリに目標を立てずに、行ったことの無い地域で暮らすことをたくさん楽しむつもりで参加しました。


そして、前回のnoteにも書いてあるのですが、
目標として、「面白がる」ことを掲げ、1ヶ月を過ごしました。

日南で過ごす時間を、「仕事もせず何をしているんだ…」とか、他人と比べて落ち込んだりとか、そんなマイナスな気持ちをマイナスな気持ちのまま心に置いておくのではなく、面白がって、楽しく過ごしたいなと思い、目標に掲げました。


ふな

1ヶ月間、実際にどんなことをしたのかというと、
皆で観光名所を巡ったり、大雨の中船釣りをしたり…。
他にも、
・農業体験で一汗掻く
・バーのようなお茶屋さんで話を聞く
・秘境への取材撮影同行
・半分寝ながらの映画鑑賞
・陶芸教室
・サップ
・夜の散歩
などなど、毎日が盛りだくさんの日々。

ふな

▼農家さんの畑でかぼちゃの種まき。
激激暑!宮崎の日差しは違う…。最高に良い汗をかいて、帰りに皆でアイス食べたな。

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他にもヤッチャの学校プログラムに含まれている講座が、週に一度くらいのペースであり、写真やマーケティング、動画での伝え方、これからの生き方についてなどなど、かっこいい大人たちからの学びの時間もありました。


ふな

住む場所はどうしたのかというと、商店街にあるゲストハウスで過ごしました。(プログラムに含まれてます。)

▼油津商店街。
リサイクルショップのおっちゃんと世間話したり、赤い屋根の保育園から子どもの元気な声が聞こえたりしたな…。リヤカーで野菜販売しているおばあちゃんがいたり、美味しいお豆腐屋さんがあったり、3日連続同じカフェに通ったり、商店街だけでも思い出がたくさん。。
日中は愉快な曲が流れていて、ふと思い出して聞きたくなる。

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▼と、ゲストハウス。これは共有スペース。

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ここで学生7人と毎日寝食ともにし、過ごしました。

それぞれと関係性を築きながら過ごしていく日々は、嬉しいこともしんどいこともたくさんありました。
そんな中で、自分の特徴に気づいたり、気づかせてもらえたりと、本当にありがたかったなと思います。

シェアハウスって、学生の頃も、社会人になってからもしたことがなかったのですが、こりゃあいいもんだな〜!と思いました。
仲が良い人同士でやるのではなく、見ず知らずの、異なる価値観を持った人たちと過ごす時間は、生活リズムや家事、掃除の方法、過ごし方など違うことばかりで、発見が多くありました。

自分の「こうだ」という考えで凝り固まっていく心や脳が、すごく和らいだ時間だったと思います。


ふな

地域での暮らしで得られるものも、近いものがあると思います。
だから私は、気の置けない家族や友人以外の人との関わりが多くある暮らしを、したいと思っています。
自分の当たり前を認識するためにも、自分の心を豊かにするためにも。


ふな

▼卒業式プレゼン終了後の、わちゃわちゃ写真。皆、大仕事を終えて、ホッとしている。
梨は、農家さんがくれたもの。ムシャムシャ食べました。美味しかった…。

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3、感じたこと、学んだこと

まず、メンバーと過ごす中で、大事やなあと思ったこと。
1、自分の気持ちを認識すること
2、それを諦めずに、消さずに、考えてみること
3、一人じゃ無理なとき、自分と相手を信じて頼ること
4、相手を思いやること

全ての物事で、これらを大切にしたら、
すごくすごく、愛しい日々を過ごせるし、
幸せだなあといつも感じる自分になれると思いました。

雑に過ごしてしまうことが多い私ですが、ちょっとずつでも、この4つを意識して過ごしていきたいなと思います。


ふな

そして、宮崎県をベースに働く大人たちから得た生き方の見本は、

シンプルに生きること

楽しそうに働く人は、自分と仲間を大切にしながら、自分の好きなことをやっている。自分で考えて、自分を信じて、仲間を頼って、自分で決めている人。

「他人の目なんて気にせんでいいのよ!」と言い聞かせながらも、ガンガンに気にしているし、プライドが馬鹿高い自分。
まじでそんなものは必要なくて、もっとシンプルでいいんだよなあと思いました。
ここでいうシンプルは、なんとかなるさ精神で、思ったことをガンガン進めて行く感じではなく、
自分がしたいと思ったこと・いいなと思ったことを、
自分で考えながら、時には仲間を頼りながら、ただただ進んで行くことです。

「周りの目が気になる」「将来が不安」ではなくって、
「自分はどうしたいのか」を、シンプルに考えて行く生き方を。

私もこうなりたいし、これからなって行くんだろうなと思います。
自分に自信があるわけではなく、理想とする大人が周りにいるから、
そしてその人たちをかっこいいと思うから、そうなれると思います。

4、最後に

このnoteを書くにあたって、もう一度、卒業式プレゼンを見返しました。

▼ヤッチャの学校に参加した学生の、卒業式&卒業プレゼンです。


これを改めて見た瞬間に、
「愛しい」という感情が一番に浮かぶのは、あの1ヶ月間の私の最大の意味だなと思います。

あれから1ヶ月以上経ったけど、皆に教えてもらったことを、日常の中でよく思い出します。

これからも自分を助けてくれる大事なものです。
ありがたい、ありがとう。


ふな

最近の私は、コツコツ、移住や仕事について進めておりますが、
なっかなかシンプルになれず、進んでいません。
邪念だらけ…。

でも、そんな自分と向き合いながら、
そして、日南での日々を思い出しながら、楽しく生きて行きたいと思います。

今回のまとめはこれで終わりにしますが、
感じたことはまだまだあるので、今後も書いて行きたいと思います。
その時はぜひ見てやってください。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

人生はあすかたじゃ〜!
(人生は遊びだよ〜!)


ふな

🍬おまけ
そもそもなんで私が「ヤッチャ!」のツイートを見つけたのか?
それは、「ロゴとイラストが可愛かったから」です。

地域に関するウェブメディアや活動全般に興味があった大学生時代に、「ヤッチャ!」のロゴとイラストに惹かれ、Twitterで以前からフォローしていました。
デザインは人と人や、人と物が繋がるきっかけになるなあと、自分自身で体感。。。

▼その「ヤッチャ!」はこちら。
日南の美味しい食べ物や面白い場所や人、日南での遊び方など、ローカル情報がもりもりです。ご覧あれ〜


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