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【神奈川シティ優勝】チラチーノ型 はくばバドレックス

はじめまして、水タイプ大好き社会人ポケカプレイヤーのみなまきです。

シティリーグ優勝という結果を残すことが出来ました。先人達の記事や動画のおかげでこの結果に繋がったと考えています。自分もまた誰かの役に立てばという思いで今回初めてnote作成致しました。

◆ 初めに

お手に取って頂きありがとうございます。本記事は、はくばバドレックスの強みを最大限生かすことに全力を尽くし考察した記事になります。特定のマッチアップ研究はなく、自分が考えてきたはくばバドレックスの構築やプレイを中心に書いおりてます。
 発売すぐの比較的大きい大会で結果を残すことが出来ましたが先攻を多く取れたこと、少し小さい枠でのシティリーグ(42人全8回戦)、マッチアップ運といった要因による上振れ優勝であったことは否めなく、このデッキが絶対強いとは言い切れません。
 しかし新段で登場したばかりの注目のデッキでまだあまり研究も進んでいないことも事実です。これからデッキを組む方、組んだけど上手く勝てない等の悩みを持つ方には、参考になる内容と思います。また既にデッキを作成し、回している方にも少しは役に立てるようにと踏み込んだ考察も書きました。
どうか最後まで読んで頂けますと嬉しいです。

無料で十分満足のいく記事となるよう努めました。有料部分は無料部分の考え方をベースの考察となります。ご理解、ご同意頂けた方向けの内容となっているため、購入の際はご注意ください。

◆ はくばバドレックスについて

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まずこのデッキの主役のはくばバドレックスについてです。久々に水タイプでかなり強いアタッカーが登場し私は嬉しいです。進化後の2つの技を簡単に説明致します。

下技.水×2 ダイランス

「先2ボスの指令ダイランス!250点、ポケモンを気絶させます」

これだけで勝ててしまうこともある、ソード&シールドレギュ最強クラスの技です。同じ2エネ高火力であるビクティニVmaxの「技を出すのに必要なカードが少ない」やムゲンダイナの「全てのポケモンに高火力だせる」といった両者の特徴を合わせ持った技です。このため1エネが付くだけで、白馬バドレックスは相手に大きなプレッシャーを与えることができます。

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一方デメリットして技を使用後自身のエネルギーをトラッシュします。例え先攻2ターン目のボスの指令でVポケモンを気絶させても、先攻3ターン目で技を打てない、2ターン目にドローサポートを使えないテンポロスが発生します。強力な技ですが、闇雲に打ってしまってはいけません。

上技 無色×2 エンペラーライド

下技が注目されますが、こちらもかなり強力な技です。ダメージ幅が相手依存ですが最大160 or 240と、こちらも低エネで火力が出る良い技です。デデンネやムゲンゾーン発動後のクロバットを1発、タッグチームやVmaxをダイランスと併せて2発で気絶させることが出来ます。
2ターン目エンペラーライド、3ターン目ダイランスと技を打つとします。毎ターンベンチのはくばバドレックスにエネルギーを貼れていると、4ターン目に2エネが付いて技を打てる状態になります。前述したテンポロスの問題が解決されるため、この技を有効に使いダメージを与えていけると対戦が楽に進みます。対戦相手がはくばバドレックスの場合は、ベンチの枚数をしっかりと管理しましょう。

◆ ゲームプラン

はくばバドレックスの特徴を最大限活かすには以下のようなゲームプランが理想と考えました。

2回のダイランスで勝ち切ること
 3回以上使うには最低6エネ必要となり、エネルギー補助のカードのプレイが必要になります。3回以上使用すると、他のVmaxポケモンよりコスパが低いポケモンになっていると思いました。

サイドを最短で取ること
 2回のダイランスで勝つには、サイドのとり方は1+
2+3=6枚、2+2+2=6枚、3+3=6枚であることが理想です。プレイ中は無駄な攻撃を減らし、常にサイド6枚のとり方を考えてました。

ダイランスで最後に勝つ盤面を作ること 
 サイドを最短で取るには攻撃のテンポロスをしないことが重要です。ダイランスで勝利した場合、エネルギーを捨てるデメリット効果は実質なしとなるため、必ずこれを心がけましょう。最終盤面を見据えてボスの司令やエネルギーが1枚ついたはくばバドレックスを用意しておくことが大切になります。

これらを実現するためデッキ構築は初動の展開を安定させ、中盤から終盤にかけて上記のゲームプランが狙えるリソースの厚いデッキが良いと考えました。

◆ デッキリスト

紹介するデッキレシピは以下になります。
大会に出たレシピは進化元の種類がばらけていましたが、こちらのほうが見やすく、確実に強いです。(Twitterに実際のレシピを貼ってますので、興味がある方は見てみてください)

自由枠が多いため、是非これをベースにデッキを作ってみてください。

デッキ

採用理由

・白馬バドレックスライン 4-3
 スタートしたいポケモン1位。Vmaxを3体使う試合もあり、4-4でもいいと思います。

・チラチーノライン 3-3
 デッキのエンジン枠。2体並べたいためこの枚数です。うらこうさくインテレオンが主流ですが、終盤のリソースを重視こちらを選択しました。有料記事で詳細は説明しますが、このデッキではアタッカーとしてもかなり優秀です。前述したダイランスで勝利するゲームプランと非常にマッチするポケモンになります!具体的な使い方は有料部分に書きましたので気になる方は是非購入して下さい。

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・ミュウ 1
 チラチーノを守るため採用。

・デデンネ 1
 最後まで迷いましたが初手からの展開が大切なデッキなため採用。実際にかなり助けられたため、必須枠です。

・クイックボール、レベルボール、しんかのおこう、ポケモン通信 合計10枚
 安定感を重視した結果、最低でも10枚は必要と感じました。

・たっぷりバケツ 4
 毎ターンエネルギーを貼ることが重要なデッキです。やりくりと合わて高速でデッキ圧縮出来ることも大きく評価しています。

・リセットスタンプ 2
 不利状況で必ず一度は使いたいため2枚採用。この構築のリセットスタンプはかなり強く使えます。

・やまびこホーン 1 自由枠①
 難しいことは考えずに、エンペラーライドの打点を30点上げるカードとして採用。

・グレートキャッチャー 1 自由枠③
 ダイランスを耐えることが出来るGXポケモンはほぼいません。

・ともだちてちょう 1
 直前で採用しましたが、予想以上の活躍をしてくれました!!有料部分にて少しだけ使い方に触れます。

・ツールジャマー 1 自由枠②
 風船が多く使われていることや、大きなお守りで打点調整をずらされることを嫌い採用。

・風船 3
 ダメージを負ったアタッカーを逃がすことが重要なデッキのためかなり使えます。

・マリィ、博士の研究 6
 序盤の展開を支えるために必須です。体感ですが、丁度いい枚数であったと思います。

・メロン 2
 1試合にダイランスを2回しか打たないゲームプランを描くようになり、どんどん枚数が減ってきました。中盤の盤面形成で1回使うか使わないかなので2枚で十分でした。

・ダンデ 1
 チラチーノのように特性でドローできるデッキではかなり強く使うことが出来ます。デッキに1枚あるとサイドの取り方の幅が大きく広がるため1枚は入れておくべきカードと判断しています。

・頂きの雪道 1 自由枠④
 意外に思う方が多いかもですが攻めるゲームプランと合わないため、はくばバドレックスの必須カードではありません。とはいえ、強力なカードであるのは間違いないため1枚だけ投入しました。

・ウォッシュ水エネルギー1 自由枠⑤
 エネルギーが初手に引けないことが稀にあり投入しました。オマケ効果でデッドムーンGXを防げることを少しだけ期待してます。

・基本水エネルギー  8
 足りなくなることはまったくないですが、初手に引けないと辛いので枚数を減らす選択はないと思っています。

◆ 当日のマッチアップ

・1回戦 先攻  ムゲンダイナ 6-0
 2ターン目からしっかり動け、ダイランス、エンペラーライド、ダイランスでVmaxを無視してサイドを最速の2-2-2でとりました

・2回戦 先攻  ムゲンダイナ(3位の方) 6-0 
 ピン刺しの頂きの雪道がたまたま機能して楽に勝つことが出来ました。

・3回戦 先攻  トゲキッスアーマガア 6-3
 一番当たりたくない鋼タイプとあたってしまい、最速で勝つことを意識。 序盤からボスを積極に使い、エンペラーライドで倒せるポケモンを狙っていきました。この試合もVmaxを無視して1-1-2-2でサイドを取って勝利。

・4回戦 先攻  うらこうさく白馬 6-4
 このあたりで、上位卓の半分くらいが白馬であることに気が付く。記憶が曖昧ですがデデンネをダンデ+エンペラーライドで上手く取られて困りました。しかしこちらは相手の白馬Vmaxにしっかりとダメージを集め、3-3でサイドを取ることに成功。

・5回戦 後攻 うらこうさく白馬(準優勝の方) 0-6
 大事故であっけなく敗北。決勝トーナメントが既に決まっていたため、事故と後手を消化出来たとポジティブに考えてました(笑)

・決1回戦 先攻 黒馬MM 6-0
 後1でゲンミミにホラーハウスGXを打たれたが、ポルターガイストを耐えたはくばVを進化、ダイランスで返り討ち。黒馬Vmaxを無視して倒しやすいミュウミュウにダメージを与えていき3-3でサイドを取り勝利。
 
・準決勝   後攻 うらこうさく白馬 6-5
 個人的本大会ベストバウトでした!!
「先2ボスダイランス」でペースを握られ、サイドを4枚先行され絶対絶望のピンチでした。しかしチラチーノ型の強みを最大限発揮し、はくばVmaxを2体倒すことで大逆転勝利しました。この試合を言語化するのが難しいですが、有料部分を読んで頂けると、逆転プランが多少伝わると思います。

・決勝 先攻 うらこうさく白馬 6-4
 5回戦の方とリベンジ。有利な先攻を取れましたが相手の方が上手でした。はくばバドレックスVmaxが次ターンのクイックシューターで気絶するダメージにまで追い込まれましたが、なんとかVmaxを2体を先に倒すことで優勝することが出来ました。

マッチアップ総括
 振り返ると、以下の点で、良いデッキ構築及びプレイをしたと思ってます。
 ・ゲームプラン通り、無駄なサイドを取ることがほぼなかった
 ・ミラー後手で勝利したこと
 ・はくばバドレックス祭りの中で、唯一のチラチーノ型

◆無料部分最後

ここまで読んで頂きありがとうございました。無料部分はここまでとなります。はくばバドレックスの使い方について、少しは皆様の役に立てましたでしょうか。満足していただけていれば幸いです。感想やご意見、質問はツイートやリプライして頂けますととても嬉しいです。

https://twitter.com/fTyuV9qKUSjUF3R

有料部分ではチラチーノに着目し、複雑で書ききれなかったプレイを説明していきます。
チラチーノを使うと信じられないかもですが、以下のイメージに近い強力で返し辛い盤面を簡単に押し付けることが出来ます!

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決勝トーナメントでは2回インテレオン型のはくばバドレックスと対戦しましたが、チラチーノ型のメリットが生きて優勝できたと思います。ここまでの私の考えに納得して頂けたのなら、引き続き楽しんで読んで貰えると思います。

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