ミナのアクセシビリティ研究発表 2019 1-3

ミナのアクセシビリティ研究発表
この番組は、視覚障害者の生活に役立ちそうな、機械や情報を研究している、私、ミナが、出始めていると感じている成果をお話しします。
今日のBGMは、音羽ざくろさんの、心の鼓動です。

今日のテーマは、電子機器などのメーカーのショールームについてです。
訪問サポート中に、購入前に機器の動作を確認したいと思い、MIDIキーボード microKEY Airのメーカーである、KORGのショールームに行って来ました。場所は、東京都稲城市、京王相模原線の京王よみうりランド駅から徒歩1分です。
住所と、お目当てのmicroKEY Airの展示があり、ご自由にお試しいただけますというWebページからの情報のみを持ち、行って来ました。
ショールームに着き、店員さんに、展示品のmicroKEYに自分のパソコンを接続して試させてほしいと依頼すると、OKしてくれて、テーブル席に案内してくれて、microKEYを持って来てくれました。楽器店で試しに自分のパソコンに接続して良いかを尋ねたことはありませんが、以前家電量販店で、プリンタとスキャナの複合機をパソコンにつないで試して良いかと尋ねたところ、断られてしまったので、これは大きい違いだと思いました。WindowsパソコンでのQuick Windows Sequencer、QWSでのmicroKEY Air利用を試したかったのですが、最初うまく接続することが出来ず、店員さんも様子を見ていてくれました。同時に、全盲の当事者が開発したMIDIシーケンサーソフトQWSについての話や、視覚障害の方がCubaseなどの一般向けの音楽ソフトをスクリーンリーダーで使えていない状況などをお話することが出来ました。うまく接続出来ないのが続き、店員さんがお店のパソコンで本体とケーブルが大丈夫か確認してくれたり、私からNVDAヘルプデスクに問い合わせをしてQWSの設定を確認したり、何とか無事に接続することが出来ました。最初苦労していたのはUSB接続で、その後、店員さんは、WindowsでもBluetooth接続出来ることを教えてくれて、その場合に必要なKORG製のBluetooth-MIDIドライバーのダウンロード方法などを教えてくれました。USBとBluetoothの両方で接続する仕様のためか、Bluetooth機能のなかった頃のmicroKEYより多少接続や切断の操作、動作やエラー表示が異なりますが、再現性のある動作を確認し、問題なく使えることが確認出来ました。
このように、実際に機器を使わせてもらうことが出来る、自分のパソコンにもつながせてもらえるので、スクリーンリーダー固有の環境についてもあらかじめ調べることが出来る、商品知識の豊富な店員さんに相談しながら試しに使える、などの、ショールームならではのメリットを感じました。
余談ですが、新宿の丸井アネックスのワコムショールームに行く機会があり、ここも、ワコム製液晶ペンタブレットに自分のパソコンをつないで試してみて良いそうです。
新宿にはエプソンのショールームもあるので、一度ぜひ行ってみたいと思います。

今日の放送はいかがでしたでしょうか。番組宛のメッセージをお待ちしています。メールアドレスaccs@himaraji.comまでお送り下さい。番組専用メッセージフォームからもお送りいただけます。以上、ミナのアクセシビリティ研究発表でした。

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