麦を栽培して美味しく頂くまで。麦茶ができました。
小さな袋入りの小麦と大麦の種を頂いて始まった麦の栽培が2年目になりました。今回は埼玉県の春日部市や、東京都世田谷区のみんなの畑、そして都内で自分が借りている畑の三ヶ所で実り、収穫出来たので、美味しく頂くまでをレポートしたいと思います。
こちらではそれぞれでの収穫から、初めてつくった麦茶までをお届けします。
それぞれの畑での実りと収穫
春日部の協生農園の様子
収穫。
東京のミニ畑です
世田谷区のみんなの畑「タマリバタケ」での収穫
春日部の農園での収穫
いよいよ脱穀
雨の上がったタマリバタケに持ち込んで、皆さんで脱穀します。
出来た麦を使ってみる
とりあえず現実的そうな麦茶づくりにチャレンジ
少量の麦粒がどう食用になるのか、なかなかコレというものが分かりません。
皮は実と一体化しているので精米のように精麦というわけにいかず、小麦は粉にしてから、皮部分をふすまとして除けるか全粒粉のままパンや麺の材料になるようですが、粉屋さんに挽いてもらう、と思っても現代の製粉マシンは大型化していて何十トン単位でないと機械に乗らないらしいのです。しかし自力だと石臼?電動?手動?入手は?、、どうもピンときません。
大麦もローラーで潰せば外皮が破れて水を吸うようになる「押し麦」として米に混ぜて炊けるようですが、ローラーで潰すプロセスがやはりよく分かりません。検索上一番ポピュラーな大麦の麦茶づくりから試すことにしました。
できたて麦茶はもちろん熱いですが、ふんわり香ってとても美味しいです。
半分は冷やして、家族が帰ってきたら分けてあげるはずでしたが、珍しいことに、麦を収穫してそしてどうしている?と知人が取材してくれたので、自慢げに取り出したら、我慢できず飲んでしまいまいした。冷たいのも美味しい!ごちそうさまでした!これなら、タマリバタケで交互に炒ってみんなで飲んだら美味しそうです。
どうして美味しく感じたのか、麦茶の特性を見て納得しました。前の日に炎天下と風の中作業して、今日の日の前でせっせと炒っていたので、そんなときにぴったりの飲料だったようです。
麦茶のおいしさの訳
麦茶(大麦の麦茶)の特性
・身体を冷やしてくれるので熱中症予防になる
・ナトリウム、カリウムなどのミネラルが夏バテ防止や疲労回復に効果がある
・アルギルピラジンに血流改善効果があり冷え性、不眠症、肩こり、脳梗塞や心筋梗塞、ストレスなどの不調の予防ができる
・GABAが自律神経のバランスを整えてくれる
・Pクマル酸に抗酸化作用があり、活性酸素を抑え、発がん性物質ニトロソア人の生成を抑える効果がある
・新陳代謝が上がり胃腸の動きが活発になって便秘解消、美肌効果につながる
・カフェインゼロで刺激がなく優しい
続編をお送りします
次回、続編をお送りします。麦茶ワークショップなるか、また、麦茶以外に麦芽水あめとか、妥当なものをつくれるか、どうぞご期待ください。こんなの作ったよ、作れるはずという方もぜひ、コメントいただけると嬉しいです。まだ育てていませんがオーツ麦情報も大募集中です。
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