ネパールツアー2023報告①
歌いながらできる支援ならば、と2018年秋から関わって来たネパール・バディ族の子供達への支援。ネパールでのバディ達の身に降りかかった様々な話があまりに想定外なことばかりで大変だった時期もあった。
大きな支援団体を通したやりとりを止めて、バディ族の女の子をリーダーにして独立し、ゴスペルエイドから直接運営を支援するホーム(施設)を始めて約3年。国も文化も違うし、簡単には会えない。だからこそ思いを馳せ、励まし、祈りあった。小さい団体だけれど、歌いながら助け合い、守られて、ゴスペルエイドのスタッフを続けられてきた。
そして、やっとコロナ落ち着いた2023年6月。やっと。
私は、ネパール3回目となるミッショントリップでした。
Before Trip
旅にでる前は、直前に大きなコンサート(こちらもコロナ明け3年ぶりのいわきゴスペルフェスティバル!)もあり、現地に持っていく物資を広く募集する余裕はなかったのだが、ご近所の数名や母が気にしてくれ、たくさんのプレゼントが集まりました。
私は、鉛筆、鉛筆削りなど文房具、可愛いタオル、巾着などをスーツケース23キロぱんぱんに詰めて、他のスタッフ(中部よりスタッフ大宮さん、美香ちゃん)はお古の洋服、ノート、英語の本などを詰めに詰めて(マックス30キロぴったりだったらしい)。自分史上最大の大仕事だったパッキング無事終了。さあ、いよいよ、時系列で報告。
☆寄付してくれた皆さま、ご協力ありがとうございました!!
Day 1 【ゴスペルホーム初訪問】
ゴスペルホームがあるのはネパール首都のカトマンズ。私はいわきゴスフェス終演後、18:17の特急に乗り込み品川へ。無事羽田空港に21時過ぎに到着。搭乗手続き終えて深夜0:20出発。約6時間30分。乗り継ぎのバンコク国際空港にて中部から出発したゴスペルエイドチーム二人と合流。
バンコクから約2時間30分。カトマンズ空港では、ゴスペルホームのリーダーのシータ、妹のサリータ、シータの旦那様となったアランがロビーで長時間待ってくれてました。(事前にビザ申請したのにやっぱり少しわちゃわちゃあり、待たせてしまった)
歓迎のストールをかけてくれて、感動の再会。シータは、5月に結婚したばかりのアランを少し照れながら紹介してくれました。私たちの重量マックスな激重スーツケースもみんなが手伝ってくれてやっと一安心。観光客相手の客引きをスルーしながら、空港からタクシーに乗り込み約20分程。ゴスペルエイドが直接支援するカトマンズのゴスペルホームにいよいよ到着!
日本人の支援により、2021年に1階部分が建ち(300万達成!)、
2022 年2階部分が建ち(200万達成!)ようやく完成したゴスペルホーム。やっと!!生で見ることができました。
(賃貸物件のころ、大家さんの都合で真冬にいきなり追いだされた経験もありましたね…)
ゴスペルエイドを通して集められた日本人の支援だけで、今14名の子どもたち&スタッフが安心してここで休み、学び、遊び、食べて、仲良く暮らしています!
ゴスペルホーム開所式
ホームのみんなで風船や横断幕など準備してくれ、ゴスペルホーム開所セレモニーを行いました。美香ちゃんが最初の棟のテープカットをし、2本目は仲良くスタッフ三人でカットしました。私は通訳してもらいながら祝福の祈り(日本語→英語→ネパール語)をさせてもらい、みんなで「This is the day」を英語とネパール語で賛美しました。そのあとは順番に、子どもたちが可愛いダンスを何曲も披露してくれました(途中、踊れぬ日本人もやはり巻きこまれ…笑)。ゴスペルホームに相応しい、ハートフルな開所式に、まだ、ツアー最初だというのに、堪えようとしてもつい涙が溢れてしまいました。
ここでみんながしっかり生きている姿を見れて嬉しかった。。
その後は、本気のサッカー大会&縄跳び!(ビーサンでサッカーできるネパールの人々!)縄跳びとボール遊びを子どもたちにせがまれ、体を張り続けた日本人3名はヘロヘロ(皆ほぼ徹夜明け)。
しばらく遊んだらなんとシータのかけ声(ほんとに一声)で、子どもたちは勉強しに部屋に戻りました。おお、さすが寮母!その後も、シータやサリータが、母として姉として時間毎に声かけして、規則正しく生活してる姿を随所で見れました。またアランやアラジュンたち青年たちが、運転も荷物運ぶときも写真を撮るときも、細かく気遣う姿を沢山見れて、やさしさしか感じない嬉しい一日でした。
料理担当の女性家族が、トタン屋根で作られたなんと鶏小屋の続きの棟に、住み込みで働いてました。食事のほか、度々ミルクコーヒーやチャイ(ネパール語ではチア)を入れてくれる彼女はよく笑う人で、明るい笑い声が度々ホームに響いてました。出された料理やドリンク、すべて美味しかった!
この日、心に残ったシーン。
ゴスペルホームの第一期生的な存在、9歳のチャダニが開所式のダンスを順番に踊っている最中、突然、妹を連れてきて自分の隣に立たせ、「私の話を聴いてください」と言ったあと、(スマホの)カメラにも向かって「日本のみなさんのサポートを心から感謝します。おかげで私と妹はご飯を食べれて勉強ができます。ここに住めて幸せです。ありがとうございます」と大勢の前で立派にスピーチしました。(父は病死、お母さんは結核を患い姉妹を育てることができません。)
懐っこい一面がありながらも、丁寧に言葉を選んで感謝を伝えてくれる姿、子どもがそれを伝えなければならない苦境を感じること、みんなの前で立派に話すチャダニを見てたら、色んな気持ちが混じって、また泣けました。
Today's Prayer
神の愛がゴスペルホームに溢れるように。大人も子どもも、日本人もネパール人も、一生かけて、神から、人からも、自分がどんなに愛されてるかを知る人生となるように。
#ゴスペルエイド
#ゴスペルエイドネパールツアー2023
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