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ネパールツアー2023報告⑦

Day6【ダリット委員会への表敬訪問】

朝から張り切ってメイクして(大宮さんもw)昨日ふたりとも新調した民族衣装クルタに袖を通し、National Dalit Commission(全国ダリット委員会)オフィスへ。シータも美しい紫色のクルタを着てお姫様のようでした。サリータはモデルらしくモダンな服装を着て(それも若者っぽくてなるほどと思った)タクシーに乗り込んだ。

シータ達も2度目の訪問という貴重な機会だったそうだ

ダリット委員会の中で最も権威を持つSundar(スンダル)さんとのオフィス訪問し、ゴスペルエイドでの調査をふまえて陳情する機会を持ちました。

歓迎のストールを順番にかけていただく。一張羅のクルタを作って良かった~!
難しい問題も山積みだが、希望をもって話していく
スンダルさんとアラン、素敵な父子。ダリットの人々の希望なる存在。

そして、唯一の女性の委員であるMina(ミナ)さんも途中から来られ、彼女のオフィスにも訪問しました。Minaさんも温かくてめっちゃフレンドリー。
俳優経験もあるMinaさんは啓蒙活動としてのビデオを作ってるそうでした。
これからも互いに相談したりできる関係構築のきっかけの日となりました!

こんな日が来るとは思わなかった
左から。アラン、シータ、サリータ、くずは、大宮さん、ミナさん、スンダルさん。
間違いなく言えるのは、アラン、シータ、サリータ達は
次の時代を引っ張る新しいリーダー的存在なんだということ

ゴスペル音楽を通してささやかに人道支援してきた日本のゴスペルエイド。
福祉制度が薄く、バディ達が理不尽な思いをしてきた状況を見て、何度も「いったい国は何をやってるんだ」という憤りを覚えたことは数知れない。
しかし今、時代が少しずつ変わり、ダリットの人々の声が聴かれはじめ、ネパールの中で最も動かしがたい社会的な差別が少しずつ取り除かれる時期に少しずつ移ってきたのだという手応えを感じました。God will make a way!
祈ってきたことの実りを感じた、Precious Dayでした。

唯一の女性委員、Minaさんのオフィス。彼女はバディ族ではないがダリッドで、
国民の約20%を占めるダリッドの人々や女性たちの立場が守られるよう働きかけている。
今、少しずつバディの味方が、ネパール国内にも
与えられてることに感動の涙が止まりませんでした。
回復がありますように 住めますように 十分食べていけますように
昨日一昨日に、村で会った人たちの顔が離れませんでした

ゴスペルホーム帰宅後。大宮さんはずっとシータやサリータと調査をまとめたり、私は子どもたちと絵を描いたり本を読んだりして遊びました。
最後の夜。私の前で兄妹喧嘩みたいのも勃発し始めるほどこどもたちは慣れてきました。時間が許す限り遊んで、「自分は愛されてるんだ」という記憶が彼らの心にちゃんと残りますように、と祈りながら、ハグしました。

温水も出ない、シャワーもないホームでしたが、
髪を洗うときはなんと3人がかりで手伝ってくれたり、
怪我をした足を気にして手を繋いでくれたり。日本の生活より、いろんなことが不便でも、なんてあったかい時間だったろう。

発音が難しかったみんなの名前もやっと顔と名まえが一致してきたよ。
今度会うときはお姉さんになっちゃってるかな・・・
みんなものすごい境遇の子たち。楽しく過ごしてると忘れてしまいそうになる。
いっぱい食べていっぱい遊んでいっぱい学んで。大きくなってね

Today’s prayer

以前、ネパール国内でバディを助けてくれる人々は、本当にいなかった。
しかし今、少しずつ状況が変わって、ネパール国内で、正式な方法で、
守ってくれる貴重な存在に会えたことに感謝します!
歴史が動こうとしている時期に入ってきていることを実感します。
しかし、なかなか簡単にいかない部分があることを聞きました。
どうか、気づきが与えられ、リーダーが与えられ、
カースト社会を乗り越える知恵が与えられ、
ダリットの人々、バディの人々の尊厳や財産や心が
守られていきますように。

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