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バスケがやりたいです

次男がバスケに夢中になっている。
もともと、小学校2年生の時野球をやらせてみたのだが
5年生になる直前に辞めてしまった。
野球があまり得意ではなく、好きにもなりきれなかったようで、そんな状態で生活のほとんどを野球に費やすのは
無理だなぁと親子で断念した結果だが
次男は、辞める少し前からバスケがやりたくて仕方なかったらしい。
いつも放課後を過ごす仲良しの友達もバスケに通い出したのもあり、野球を辞めたタイミングでバスケに入った。
私としては、6年まで野球を続けさせられなかったことに
なぜか自分自身がひどく傷ついてしまって
辞めてよかったという気持ちと、次男がもっと野球に本気になれるように親として出来ることがあったんじゃないか、と泣けてしまっていた。

だけど本当に好きという気持ちは人を成長させるらしい。
バスケに通うようになって次男は見違えるほど
元気になった。
もともと元気だったけど、土日の野球に行く前は
嫌がることも多かったし
素振りやキャッチボールなど練習することもなく
私が無理やり声をかけてやらせているような状態だった。
それが、バスケの練習の日は
帰ってきてすぐ宿題を終わらせて
服を着替えて、水筒もタオルも用意して
誰よりも早く行きたいからと、私を急かすようになった。
暇さえあれば走ったり筋トレをしているし
帰宅後も、背を伸ばしたいと、今まで手をつけなかったようなおかずもたくさん食べるようになった。

バスケの練習で、自分がお風呂に入るのが最後なことが
増えたので、洗剤を入れて洗濯機をまわす、という仕事も
請け負ってくれるようになりめきめき成長している。
もうバスケをはじめて一年経つけど
好きな気持ちは増してるらしく
この頃、はじめて対外試合をし大敗したのが
余程悔しかったのか、バスケ仲間と自主練をする
チームを自らつくり、土曜日の午後、学校のグラウンドに
練習にでかけてる。
そして、コーチに頼み込み、地元の中学生の練習に
そのまま土曜日の夜混ぜてもらうという行動力をみせた。

バスケのことに関しては私は何も口を出してはいないけど
好きなこと、長所にだけ目を向けるっていうのは
ほんとに確かなことだなぁと実感。

短所なんて直そうとしなくていいし、ほんとに困れば
いつか直ることだから、長所だけ伸ばしてあげて
、と
長男がまだ小さい頃、近所に講演にきてくれた
親野智可等先生がおっしゃってた意味が
10年以上の時を経て、今わかった。

何度言っても後回しする癖も
バスケに行きたいから勝手になおり
食が細くて、どんな工夫をしてもなかなかだったのが
バスケで身長が、欲しいからとご飯をおかわりしたり
タンパク質を自分で意識するようになったり
自分のことは自分で!!!!と何度言っても
さっぱりだったのが
バスケのために水筒や洗濯を自分で行うようになり
それがどんどん普通になって
日常生活でもいろいろ自分の事は自分で
なんなら私の家事も普通にサポートするようになった。

ならあの、彼を正そうと怒ったり、むしろキレたり
ぶつかってきた時間はなんだったのと思う。
好きなことをみつけて
もしくは彼の長所をみつけて
それを伸ばす手助けをしていたら
こんな時間はもっともっと早く来たのかもしれない。

短所は見ない
長所だけ見る!
好きなことだけ最大限させてあげるサポートをする

それでよかったんだなぁと
母親15年目にして納得。。。

でも好きなこととか
長所を見つけるっていうのも
視野が狭まってる時は難しかったりするんだよね。
私は彼の好きがバスケに向かうとは
想像もしてなかった。
あれこれ先回りせず子供を信じるっていう気持ちも
忘れがちだけど忘れないようにしないとと思う。

今日から35週
生まれる前はただ元気なだけでいいとか思うのにね
あっというまに欲まみれになる母だろうけど
私はあなたの短所は見なかったことにする!
長所や好き!だけ見える母になるからね。


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