嫉妬しちゃう気持ちの片付けかた #人生に効く昔話の処方箋
人と比べて嫉妬しちゃう、というお悩みに
「花咲爺さん」など
隣を羨んで真似しちゃう
隣の爺型のお話が多いのは日本の特徴。
住居の形や文化から来た国民性かもね〜と思って自分を責めない。
嫉妬しちゃうよ、人間だもの。
といったのが前回。
「花咲爺さん」には
可愛がっていた子犬に「ここほれ、わんわん」とお宝のありかを教えてもらった正直者のお爺さんを羨んで真似する隣のお爺さんが出てくる。
子犬を奪って真似したがゴミしか掘り当てられず殺す、ど〜しようもないやつ。
最終的には、灰をまき枯れ木に花を咲かせ褒美をもらった正直爺さんを真似て、失敗して褒美どころか全身切り付けられちゃう。
正直者のお爺さんを羨ましく思い
「俺も」と思ったまではよかったが...。
羨ましい人の
「今」だけを「表面」だけを真似したことが
隣のお爺さんの敗因だよね。
子犬を拾って、自分の分の食べ物まで食べさせ可愛がった正直者のお爺さんと
他人の可愛がっている子犬を奪って、ろくなご飯もあげずに宝だけ掘りあてに行った隣の爺さん。
犬を連れて掘る、だけ真似してもねぇ...。
私たちは、成功してる人を見て
「俺も」と思ったら
その人の「今」やっていることを真似しがちだ。
誰かが上手くいって羨ましいなら
羨ましい人が
羨ましい人になるまでの過程に
想いを馳せる。
羨ましい人になるまでの過程を
考えたら意外と大変で
妬ましさが消えることも少なくない。
「花咲爺さん」は
人を羨んじゃダメという教訓話だという人もいるけれど
私は
羨ましい人の「今」と「表面」だけ真似してもダメだよ、
羨ましい人が羨ましい人になるまでの過程を見ろよと教えてくれるお話だ、と読んでいる。
嫉妬の気持ちがあってもいいよ、
真似の仕方を間違えなければ
誰もが枯れ木に花を咲かせるよ、と。
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