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幸せになるために見逃しちゃいけないこと #人生に効く昔話の処方箋

近頃、絶好調の若い友人がSNSの投稿に

物事がうまく進む時って

「時間と空間と人が一致する」と興奮気味に書いているのを見た。

そうそうそう、そうなんだよね。良い感じの時って、不思議と色んなことが良いタイミングでカチッと合う。

偶然、キーパーソンと同じ場所に居合わせたり、探していた条件にピタリと合うものが見つかったりね。

これって、昔話の語りの特徴なんだよ。

昔話の世界では、いつも時間と場所が一致し、状況や条件が一致するの。

命拾いする話を10両で買った男の話「話十両」でも10両持ってる男が、出会った店の主人に提示された金額がピッタリ10両、とか。

グリム童話の「おどる12人のお姫様」が地下に行って出会う城の王子もピッタリ12人いて、誰もあぶれない、とか。

広い森の中でヘンゼルとグレーテルは、ちゃんとお菓子の家に辿り着き、白雪姫は7人の小人の家に行き着く。

グリム童話「12人兄弟」なんて、7年間カラスになる呪いをかけられた兄達の魔法が解ける瞬間と妹が火炙りになる瞬間が一致して、人間に戻ったお兄ちゃん達が危機一髪で妹を助ける。

そんなうまい話あるわけね〜じゃん!と

言いたくなる一致が溢れているのが昔話なのだ。

確かに現実世界の多くは、そんなにピッタリハマることばかりじゃない。携帯やメールがある時代でもすれ違いやタイムラグで上手くいかないこともある。条件に合う話ばかりが転がっては来ない。

でもでも、うまく行く時って

昔話的に色んなものがピタッと一致するんだよね。その感覚、その感触。ピタリと場所と人が一致し、状況や条件が一致する、全てがカチッとかみ合う感じ。

昔話を心に貯めておく効能のひとつは

そういう一致を

生活の中で見落とさずにキャッチ出来るようになることじゃないかな。

ピタリと一致した感覚を

生活の中でつかまえ、再現して

わたしたち物語の主人公は

めでたしの結末に歩いていく。

今、暗い森の中で彷徨っていたとしても

どこかにある

ピタリと一致する、その感覚

見逃さないで。

今、あなたもわたしも

ハッピーエンドに向かう道の途中。






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