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凄いねと感嘆すれば、凄いねと答える人のいる

連日、ショパン国際コンクールのLiveや録画をYouTubeで聴いている。
2次、3次、finalと進むにつれ、ますます魅せる演奏が続き、風呂を洗いながら、子どもの弁当を作りながら聴くにわかファンの素人でも目と耳が離せない。

同じように弁当作りながら聴いているというママ友や夜更かししてLiveで聴いて感動している友人とSNS等で素晴らしさを称えまくり、感想を述べあい、詳しい人に様々な背景を教わり、ますます楽しい。
「凄いね~」と感嘆すれば、「凄いね~」と答える人のいる豊かさ。

美味しいものを食べたり、飲んだりした時も黙って味わえないたちである。
美味しいねと言い合えて、美味しい顔を見合わせると、ますます美味しい。

「寒いねと話しかければ寒いねと答える人のいるあたたかさ」という俵万智さんの有名な短歌があるけれど

素晴らしいものは、誰かとシェアするとますます素晴らしい。
YouTubeのコメント欄にもTwitterにも世界中の人がリアルタイムで感想を流していたけれど
海の向こうのコンクールの熱を世界中の人と共有できる
それを台所片づけながら、友人たちと共に称えあえる
喜びを、他の誰かと分かり合える

いい時代だなー。




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