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雨の日のバス

窓の外を伝う水滴を見るのが好きだ。

雨の日のバスの

窓から見える景色が移り変わる様

不規則に窓を伝う水滴

空気の湿り気。

自分の知る街が

何だか知らない場所のように思えてきて

それでも

じっと水滴の行き先を見ている。

あぁ、こんな日は

雨の日のバスに揺られて

帰りたいな、ということが時々ある。

雨の日のバスの

一番後ろの窓際が、私の特等席だ。

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