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乱読200字書評

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あれやこれや積読、再読、新刊、古書の 乱読200字書評。 ペルシアでは、本を濫読するしょうもない奴のことを「ハルハーン(ロバ読み)」っていうらしい。ハーン。
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2021年4月の記事一覧

管理仕事の方法論 by長島毅

知ってしまったら、手元にないと心細い 中小規模の会社向け管理仕事の地図。 著者は「管理仕…

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DXの思考法 by西山圭太

育児を通じ、教育の要諦は抽象と具象の往復との思いを強くしていたところに、その具体的な落と…

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卒業までに読んでおきたい本のリスト/中高生のための推薦図書

随分昔、図書館や書店、著名人の作成した絵本のリスト100種位を比べたことがあった。 中高生…

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運気を引き寄せるリーダー七つの心得by田坂広志 危機を好機に変える力とは

危機や逆境において経営者やリーダーが運を味方につけるための方法論。 従来のポジティブ思考…

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新型コロナ自宅療養完全マニュアル

COVID-19対策しつつの自粛生活も長丁場になり、日々予防するポイントも備蓄もついつい漏れが出…

ジョン・レノン『ジョンの魂』〔レコード・コレクターズ〕

本屋で立読みして、サエキけんぞう氏が『ジョンの魂』全曲ガイドを手掛けているのを見つけてレ…

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おやときどきこどもby鳥羽和久

思春期の子の言動に傷付き、脱力し 子育て、ホント無理という時、開く。 中高生対象の学習塾で多くの親子と向き合う著者の言葉は、時に優しく時に厳しく刺さる。 少し長く生きているというだけで子どもを縛る言葉を吐いている自分に気付くからだ。 親になったことで失った自分の内なる子どもの声を時々子どもに戻って聞き、 大人として、親として何度も再生する必要がある、と説く著者と共に再生装置としての子どもを見つけられる本。

プロダクトマネジメントのすべてby及川卓也、曽根原春樹、小城久美子

ありそうでなかった、プロダクトとプロダクトマネージャー(PM)の育て方の本。 プロダクトの…

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水を縫うby寺地はるな

今年、多くの中学、高校入試に出題され話題となった作品。 裁縫好きの高1男子の主人公、「か…

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茶の湯 道具の扱いと鑑賞[NHK趣味百科]

20年前のNHK趣味百科。茶の湯で扱う道具について基本的な扱い方と鑑賞のポイントがコンパクト…

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不老長寿メソッド死ぬまで若いは武器になるby鈴木祐

高校生の娘と息子の眩しい成長を横目に、産卵を終え、腹を空に向け流れ行く鮭モードだった私。…

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おんなのことば by茨木のり子

周囲の環境や他人など 自分の力の及ばないことで 心が塞いで落ち込んだ時 元の所へ引き戻し…

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3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープby有賀…

我が家の子ども達は、私の作るご飯が大好きだが、私は食べ盛りの人々のご飯作りに疲れ気味だ。…

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親の期待に応えなくていい by鴻上尚史

「親の期待」に苦しむ子供と「親の期待」をつい押しつけてしまう親を解放する本。 親を大切にすることは、期待に応えることとイコールではない。親を大切にしながら「親の期待」に応えないという生き方があるのだ、と著者は説く。 どんな状況にあっても健康的に自立するための 具体的方法を多様な例をあげ、 愛をもって語りかけてくれる。 本書に心救われる子供と、元子供はきっと多いだろう。1人でも多くの親と子に届いて欲しい一冊。