見出し画像

10歳の脳みそ

小5長男から学ぶことが多い。
転校して3年目、
「転校を機にちょっとキャラ変してみたらうまくいった」
とのことで、学校では楽しくのびのび過ごしているようだ。今年は学級委員的なものをやってるらしい。

週3〜4で塾、週1で海か山に行き、月1でピアノを習う。流行りのゲームはしっかりプレイし、scratchでゲーム作るし動画も見るし本も読む。塾の宿題もこなしつつ、ときどき趣味の料理もする。
私の小学生時代と段違いに忙しい。
たいしたもんだと素直に思う。

そして何よりすごいなと思うのは、
これだけ毎日予定があっても特段ストレスを感じてなさそうなところ。
私なら「ああぁ塾の宿題間に合わない!」「ゲームやらないと友達の話から遅れる!」「こんな時に海で遊んでる場合じゃない!」みたいな感じで胃薬が手放せない生活になりそうだ。

さすがにストレスゼロではないだろうけど、すごくドライに自分が置かれた状況を見ていて、渦中の自分をちょっとだけ俯瞰して面白がるような、そんな気配を長男から感じる。

“面白がる力”はストレス耐性に直結する。面白いしなんとかなる、とポジティブに思えるのだろう。
経験値上がって世界も広がるし、心もラク。
良いことづくめじゃん。

テレビカメラが回ってる前で臆せずにコメントしたり、
地元の音楽フェスのDJステージにいきなり飛び入り参加して踊りまくったり、
学校のちょっと目立つ係にはだいたい立候補してたり、
特にお笑いキャラじゃないのに積極的に笑い取りに行って気持ちよくスベったり、
そういう感じ。

いいぞ、いいな、長男。

子“育て”と言うのもおこがましいほど、いろいろ子供に気づかせてもらってる。
いいな、じゃなくて自分も疑似体験すれば良いのよね。
子供がいるとは、人生の時間軸が倍に延び、平行軸が増えることだと思うんだけど、
この並行軸をただ感心して見てるだけじゃもったいない。

息子の野球チームに入って一緒にプレイしてるママ友がいる。野球経験ゼロだけど、グラウンドの隅っこで見学してるんじゃなくて、めっちゃ子供たちと声出して走ってるらしい。
そういうことだよね、素敵すぎる。

ひとまず、寝る前に長男と日本史のテキストを読むようにしてる今日この頃。
日本史苦手だったけど、長男が教えてくれる小ネタが面白くてためになる。
「源頼朝ってすげーラッキーボーイだったんだよ。マジで強いのは政子のほう。」

そうなんか。
ひとつ賢くなったわ、ありがとう10歳先生。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?