見出し画像

赤い実見つけた(ユスラウメとグミ)

初夏は心躍る季節です。手仕事が趣味の私にとってはカリカリ梅と茶梅の仕込み時で、忙しいけれど楽しい時期!
ちなみにカリカリ梅は、青梅を塩と氷砂糖(それぞれ梅の重さの15~20パーセントくらい)で漬けるだけです。きれいな色にしたいなら赤紫蘇を加えて。子どもの頃、駄菓子のカリカリした梅が好きだったのですが、なんのことはない、固い青梅だからカリカリになるんですね。
茶梅は台湾で食べられているお茶請けで、梅を浅漬け(塩で1時間くらい)しておいてから、大量のお砂糖(梅の重さの半分くらい)と茶葉を入れて漬けます。茶葉はウーロン茶か中国茶なら何でも良いと思います。ここでお砂糖をケチると梅酢が上がりません。お砂糖をたくさん使うわりに、できあがりはちょうどいい甘酸っぱさになります。

この時期のもう1つの楽しみは、庭先でいろいろと食べられる果実がゲットできること。今日、ユスラウメとグミの実が赤くなっているのを見つけて収穫しました。台風2号がゆっくりゆっくり進んでいて、「これは長雨になりそうだなぁ」と思っていたので、晴れ間のあるうちに収穫できて良かったです。
ユスラウメは春先に白くかわいい花が咲き、小さな緑色の実がたくさん付いていて楽しみにしていました。グミの方は1ヶ月半ほど前に花が咲いているのを見つけてそれっきり油断していたら、もう実が熟し始めていました。

赤い色と、果肉のみずみずしさ。なによりの魅力は、初夏の果実が持つ透明感だと思います。赤い果物はたくさんありますが、光が透けるような明るい赤、ちょっと乱暴に扱えばすぐにプシュッと果汁が散ってしまうほどの柔らかさ。
ラズベリーなんかも共通の輝きを持っていますが、ユスラウメやグミは、“昔懐かし”といった感覚も加わるせいか、特別な宝物のように感じます。「あぁ、夏が来たんだなぁ…」と、収穫したばかりの実を洗いながら心弾ませていました。

今朝は悪夢を見てしまってユウウツで。梅雨前線のせいか、徐々に近づく台風のせいか、頭痛もしていたんですが……。それをパッと消し飛ばしてくれるようなパワーが、赤い果実にはありました。
スピリチュアル的にも、赤は元気をくれる色です。情熱の色、勝利の色、魔除けの色……ざっくり言ってしまえば『生命の色』なのでしょう。赤は血の色であって、太陽の色だから。

……なんて考えましたが、「おいしいものをゲットしたからテンション上がっただけじゃないの?」というのが本音かも。ぶっちゃけそんなものです、俗物でもいいじゃないか😁 ほんの短い期間、おもちゃのガラスのような赤い実たちが、我が家の食卓で輝いてくれることは確かなのですから。1年に1度の楽しみ、ゆっくりと味わいたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?