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小説の表紙のつまらなそう感はなんなんだ

2020/12/8の虚行通信です。なんであんなにつまらなそうなの?

・前置き

皆さんは本屋に行ったことがあるでしょうか。

私はあります。

そしてその中でも小説コーナーに行ったことがあれば今回の話は理解していただけるかもしれません。

単刀直入に言いましょう。

めっっっっっっっちゃつまんなそうじゃないですか!!!!!?????

何がって?本の表紙だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



・前置き終了

とりあえず前置きが終わったので、私の本の読み具合についてお話ししたいと思います。

私は全く本を読まないわけではないですが「本好きです」という人ほど読んでいないという微妙な人間です。

具体的には、一か月に一冊読んだら良い方みたいな感じです。
好きな作家もそんなにいないですし、読書自体は好きなんですけど読みたい本があんまりないんですよね。

なんか言い訳みたいですけど、本屋に行けばわかる通り、面白い本を探すのって至難の業なんですよ。

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これは近所の本屋の文庫コーナーの写真ですが、これを見て面白い本を見極められる人が何人いるでしょうか。少なくとも私は無理です。

なんかそれっぽい何を表しているのか不明な写真の上にめっちゃでっかくタイトルが書いてある殆ど同じ装丁の中から自分に合った本を探し出すのってめっちゃ難しくないですか???

私はまだ読書初心者なので、どんな本が好きなのかもよくわからないんですよ。

なので、読みたい本を模索している段階なんですけど、世の中というのは兎角初心者に厳しくできていまして、表紙を見ただけではどんな内容なのか、どんな雰囲気の本なのかわからないんですよね。

なので結局映像化されてる作品か、Internetの誰かがオススメしていたものか、読んだことある作家の本(その読んだことある作家も前の二つが理由で読んだ)を読むしかないんです。

こないだ読んだ「新世界より」も、過去にノイタミナでアニメ化していて知り合いが絶賛していたのでどうせなら原作を読もうかなと思って図書館で借りたのですが、表紙がこちらです。


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ぜっっっっったいに読もうとは思わない!って表紙です。
表紙から読み取れる情報が何一つとしてありません。
下町ロケットの農工具を作る回じゃないと許されない表紙をしています。

ちなみにこの「新世界より」は徹底した管理社会に置かれている主人公達が徐々に世界のおかしさに気づいて大人たちの支配から脱しようとする…みたいな話なんですけど、

この表紙でその情報を読み取ることができる人が一体何人いるのでしょうか。

この帯も雰囲気の演出はできてますけど、何の話か全然分からないですね。

というか日本の小説表紙あるあるのわけわかんないフリー素材の写真みたいなものは何なんだ。
この感じの表紙だと読む気が急激に失せる。

で、こういうことを言うと「とにかく面白そうと思った本を買えばいいんだ!」みたいな事を言う人がいるんですが、そうもいかないのです。


・本、高い。

本は高いのです。

正確には高く感じてしまうのです。

私は本をあまり買わないので、本一冊に1500円くらい払うのに正直に言ってためらいがあります。

中古でゲームでも買った方が得なのでは?とかクソしょうもない皮算用をしてしまうのです。(皮算用って使い方あってます?)

衝動買いのように勢いで買えてしまうとよいのですが、一度買ってしまうと面白かろうがつまらなかろうが買ったものだからと最後までやり切ろうとしてしまう性なので、選択にやけに時間がかかります。

そんなわけなので私はまだまだ本のジャケ買いができるほど、本の面白さを見抜くパッシブスキルを身に着けていないので、一冊買うのも一苦労というわけです。

じゃあ私がどんな見た目の本を面白いと思うのかといいますと、例えばこんな感じの奴です。


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これはハヤカワ文庫の昔の名作小説を新しい装丁で出しているシリーズのものなんですが、絶妙に私の中二病的(この表現は好きではないですが敢えて)琴線を刺激してくる表紙なんですよね…

参考までに昔の装丁を貼っておきますが、これはこれでいいですね。
多分私はこの表紙だと買いませんが、羊のぼんやりした表情が面白くて好きです。


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あとは東野圭吾作品の新装版もなかなか良い雰囲気です。

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これは私がオタクだからでしょうが、こういうpixivランキング18位みたいな(馬鹿にしているわけではないです)風格を持つ絵はなじみがあって手に取りやすいです。

これも昔の装丁を貼っておきます。

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これは最近のわけわからん写真シリーズじゃなくて一昔前のよくわかんない手書きの絵を使うやつです。同時期の本も結構このテイストの表紙が多かった印象です。

子供の頃読んでた星新一とかこんな感じだった気がする。



終わり

まあそんなこんなで私は読みたい本を探すのに非常に難儀な存在なわけです。

「南十字は本を買えない」

誰かラノベにしてください。
私はラノベはあんまり読まないので多分買いません。
最近のライトノベルは全然面白くないですね、もっとブギーポップとかキノの旅みたいな作品はないのか。

まあそんなこんなで本日の虚行通信は終わります。誰かおすすめの本あったら教えてください。

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