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7つの習慣のコヴィー博士の教え(3/100)

年間100冊の読破する3冊目。

この本を通して、自分が行動を変えようと思ったのは2つで、「終わりを思い描くことから始まる」、「刺激と反応の間で自分で主体的に選択をする」ということです。

1つめは7つの習慣の第2の原則です。2つめは原則ではないですが、第1の習慣である「主体的にである」というお話の1つの事例ででてくるものです。

この本にはコヴィー博士が世界的大ベストセラー(全世界で3000万部、国内でも200万部)の「7つの習慣」をいかにして記したのか、そして、コヴィー博士の傍にいたロイスさんが、具体的なエピソードを交えて、如何にコヴィー博士が7つの習慣を体現していたのかを伝えてくれます。

第2の習慣は実はコヴィー博士が7つの習慣の中でも最も大切だと言っていた習慣になります。その理由を「ほかのすべての習慣に意味と背景を与えてくれるからだ。自分の選択の基盤になるからだ」と言っています。

目的を決める。子どものころから何度、言われたことがある言葉でしょうか?親から、先生から、大人から、コーチから、上司から。。。

当たり前のようで、当たり前でない習慣なのかもしれません。

仕事ではゴールを決めるけど、それ以外の私生活ではゴールを設定しない。それは習慣にはなっていません。

どうして、人は目的を設定しないのでしょうか?(私も含めてですが)

私は目的を設定しなくても「人は生きていける」からだと思います。そうですよね。例えば、明日朝起きたら○○しようと思わなくても、その日がくれば、時間は過ぎていきます。また、○○しようと思ってできなくても、また明日やれば良いかとなったりします。先延ばしにしてしまうのは、人はきっと「明日があるもの」だと思い込んでいるからでしょう。

もちろんよっぽど今重度の病気でない限りその、明日はあるものでしょう。でも人は死に向かっているので、ひょっとしたら、明日が本当に最後になるかもしれません。

もちろんそんなことを毎日思いながら生きていくのは難しいですが。

スティーブ・ジョブスもスタンフォードの卒業式への送る言葉では、「自分がもし明日死ぬかもしれないと思ったときに、今やろうとしていることは「本当にやりたいことなのか」それを問えと言っていました。

目的は変わっても良いと私は思います。ただ、毎日を目指すものがなく、過ごしているのはとてももったいものだと思います。

時には目的が失われることもあるかもしれません。私もありました。それでもその時は、何を目的にしたいのか?それを必死に探すための行動をすることが大事です。

最後にこの本の巻末にあった、フランクリン・コヴィー・ジャパン 取締役副社長の竹村さんがコヴィー博士から影響を受けられた言葉で締めたいと思います。

「Live life in Crescendo」(だんだんと人生を強くいきなさい)

~生まれたときより、よりよい世界にしてこの世を去る~という第9の習慣ともいえるこの言葉を胸に、まずは終わりを思い描き、日々の生活に目的を持つことを大切にしたいと思います。