神メンタル(5/100)
年間100冊の読破する5冊目。
この本を通して、「自己評価=自己肯定感 + 自己効用感」というも
「人生の9割はメンタルで決まる」というインパクトの強い言葉で文章は始まります。
人間は理性を持っているが、感情に支配される生物である。
これは生物であればほとんどに言えることで、理性というものを持つのは人間くらいです。
理性があることで、倫理的にすべきことかどうかを判断し、行動も良い意味でコントロールすることができる。
心理学的ホメオスタシス=変化を止めようとする働き
カラーバス効果=人間の脳は認識すべき情報(自分にとって重要な)を選択している
モチベーションが上がった人が、もっとアンテナを立てて、いろんなことにめを向け、日々を過ごしたいという言葉を言う人がいます。
それは目指したい状態としては良いかもしれないけど、それだけでは、アンテナを立てても「何も受信ができない」状態でしょう。
何を受信したいのか?それを明確に言語化するところまでてきて、ようやく「受信可能状態」になるのだとこの話から思いました。
そもそもモチベーションとはとても不安定なものです。
生きていけば、モチベーションは上がったり下がったりします。
この書籍で大事なのは、モチベーションをあげることではなく、「自分の基準をなりたい姿に合わせる」ということでした。
最後に「不安や緊張をしている自分を認める」ということについて書きたいと思います。
人は1つの悩みができると、1日中のその1つの悩みを頭の中でリピートさせ、まるで、何十個もあるように感じるようになってしまいます。
頭の中で考えるからであって、頭の外、すなわち、「紙に書く」ことをすれば良いのです。そして、その紙に書いたことをさも専門家に相談するかのどとく対話をします。
誰かに相談することも手段としてはありですが、もし、相談する相手がいなくても、自分で今の自分を客観視して、悩みや問題を整理できることも大事になってきます。
結局「神メンタル」を持っている人は、ぶれない強靭な精神力を持つことではなく、すべての出来事に考えることなく、反射的に良い意味を見出すことができることを言っています。
記憶と忘却に関して、エビングハウスの忘却曲線という有名な実験結果があります。それは人は聞いた話の「20%以外はすぐに忘れてしまう」というものです。話しを聞いた20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%、1週間後には77%、1か月後には79%を忘れてしまう、というものです。
このことからも大事なのは、忘れてはいけない20%のことを何にするか?そしてできるだけ忘れないようにするためにはどうすれば良いかを工夫することです。脳に定着させたいのであれば、反復してその忘れたくないことを言葉にする、目にするようにすることです。
良い意味での「カラーバス効果」を活用して、自分が生きていく上での「なりたい姿の基準」を定め、「すべての物事で良いとらえ方ができる」ようにすることが、神メンタルを作ること、延いては自分の夢、やりたいことを叶えられる自分になれるのだと思います。