bone

骨になるのをまっていた
風のはげしい火葬場で
かなしみの速度に
追いつけないからだのままぼんやりと


骨になるのをまっていた
切り離してわらいながら
そのかたちが消えていくのがつらすぎて
フォーカスできずにぼやけるこころ




白小菊
初春の
ちいさな苺大福


眼に馴れて
共に燃された
外着のいろのサファイア・ブルー




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