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わたしの話 異国の地に引っ越した!

首都圏で働いていた人が首都圏以外に出るって、大事件です。

首都圏の定義は、東京・神奈川・埼玉・千葉の上のほう(木更津もトンネルがあるから含むかもしれない)、概ね「鈍行電車で東京都心に通勤・通学できる範囲」をいいます。電車の中吊り広告がそれなりに出ていることも「首都圏」の基準のひとつです。

奥多摩も小田原も立派な首都圏です。どちらもそこそこ遠いけど、通えなくはない。電車の料金も奥多摩ー東京間で1270円。熱海ー静岡間より安いです。

私が抱いていた静岡県のイメージは「働くところがどこにもない」でした。働く場所が見つかり次第速やかに仕事を決めないといけないと焦っていました。

東京で開催されていた静岡就職フェアみたいなものにも参加し、早速派遣の登録をそこで済ませました。

通勤時間の感覚が違う

働く場所はそこそこありました。大企業の子会社もたくさんあると知っていき、その都度驚いていました。

首都圏で遠距離通勤をしていたので、片道2時間ぐらいまでは許容範囲です。と、派遣の人にも伝えました。遠距離通勤できる人は仕事探しやすくて助かるみたいです。

片道1時間は余裕だろうと思っていましたが、慣れない自動車で片道1時間の運転は相当疲れます。また、電車の本数が少ないのもストレスになります。

遠距離通勤に慣れていたとしても通勤時間は1時間以内ぐらいにするほうが良いと思います。

時給が4分の3

一番驚いたのが、ほぼ同じ内容の仕事をしていても、時給が4分の3、7割ぐらいになることです。生涯の年収にもそれだけ差が出ます。

その割に、生活コストは首都圏と比べてもそれほど安くはありません。家賃や生活物資もそれほど差がありませんし、車の所有コストがものすごく負担になります。ガソリン代は首都圏のほうが10円ぐらい安いです。

電車の中吊り広告がない

JR東海の電車には、民間の方が出す電車の中吊り広告がほとんどありません。電車の中吊り広告で日々の情報を目にしているのとしないのとでは、地域間の情報格差が出てきてしまうのだろうなと感じます。首都圏の人は知っているけど地方の人は知らないという情報はよくあります。

得られたこと

上に挙げた状況なので、引っ越したとしても可能な限り首都圏エリアで働きつづけて収入をキープすることをお勧めします。

今はリモートや副業等で仕事ができる企業も増えてきましたし、静岡からは東京までそれほど遠くないので時々の出勤も負担にはなりません。

「自然豊かなところに住みたい」というのであれば、海好きな方は湘南以西の神奈川県、山好きな方は青梅とか奥多摩とか、西武線沿線などが良いと思います。


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