うちの保護猫たちの話 #うちの保護いぬ保護ねこ
「うちの保護いぬ保護ねこ」というキャンペーンがあるようなので、うちの保護猫について書いてみます。
猫を飼ったきっかけ
もともと、ずみちゃんという気性難な柴犬がおりました。
ずみちゃんは2021年の秋に16歳の寿命を全うしました。
ずみちゃんは、犬や猫を見つけると、ガウガウ吠えて攻めていくような犬で、とてもではありませんがもう一匹猫を飼える状態ではありませんでした。
ある日、ずみちゃんが子猫を見つけました。
黒い子猫でおそらく生後数日。
ほっておくわけにはいかないので、拾ってきて育てましたが、あえなく1週間ぐらいで亡くなってしまいました。
その猫さんの弔いの思いで、保護猫さんを飼おうと思いました。
沼津市役所の「ポッチとニャンチの愛の伝言板」を見て、茶トラの可愛い猫が家にやってきました。それが麦です。
麦は、多頭飼いのお宅から保護した猫だったようです。同世代の双子猫と馴染めないコミュ障な猫だったそうですが、我が家の人間たちには馴染んだようです。
人間たちには馴染んだものの、ずみちゃんという障壁がありました。
当然のことながら、ずみちゃんはすんなり受け入れません。子猫を見るとガウガウ攻めていきます。
数ヶ月くらい猫部屋とずみちゃんを隔離して猫が襲われないようにして、少しずつ猫と馴染ませていきました。
猫もずみの扱いを覚えたらしく、「だるまさんが転んだ」みたいにゆっくりゆっくりそろそろ近づいていけば吠えられることはないことを覚えました。
ずみも猫がいるという認識ができてきたらしく、猫がいつの間にか空気のような存在になり、普通にしていれば気にならなくなりました。
そのうち、なんと麦がずみに猫パンチをするように...。
「うちの犬は猫とは暮らせない」と思っていても、案外なんとかなるものです。
迷い猫を飼うことになったPart1
なぜか我が家までひょこひょこ来た猫が、過去数匹います。その数匹のうち、我が家で飼うことになった猫の話をします。
夏のある日、窓の外から聞き慣れない子猫の声がしました。子猫はいつまでも泣き止みません。
気になって探しに行ったところ、生後1ヶ月弱ぐらいの猫が3匹も現れました。
当時、ずみちゃんも茶トラもいましたが、1ヶ月ほど保護しました。
子猫3匹を1ヶ月も飼うのは地獄です。
ゲージの中に閉じ込めたものの、ヤツらは好き放題。ペットシーツはぐちゃぐちゃにするわ、ごはんもそれぞれの容器に分けても他の猫のごはんを食べるわ、わーわー騒ぐわ...。食欲だけはあって元気だったのが救いでしたが、非常に大変でした。
後に保護猫団体に預け、うち2匹は新しい飼い主さんのところに行きましたが、目が悪かった1匹は我が家で引き取りました。それがしろちゃんです。
しろちゃんは天然な性格で、なにも怖がりません。
ずみちゃんという障壁にも立ち向かって...あれ?ずみが吠えません。歳をとって丸くなったのでしょうか。
ずみとしろは仲良くしており、ごはんの時間になると一緒にごはんを積極的に要求していました。
猫はだらだら食いするとよく言います。
麦もしろが来る前は多少ゆっくり食べていましたが、しろが来てからは、早く食べないとしろにごはんを奪われてしまうようになってしまったので、ガツガツとワイルドにごはんをたべるようになりました。
麦はコミュ障と言っていましたね。
当然のことながら、このしろとも仲良くできません。
しろは麦と遊ぼうとしますが、麦は頑なに嫌がっています。
コミュ障の猫とでもなんとかなるものです。
迷い猫を飼うことになったPart2
夏の終わりのある日、夜に道端でちぢこまっている子猫を見つけました。
時間を置いて見に行きましたが、そのまま同じ場所でちぢこまっていました。
ちょっと気の毒な感じがしたので、保護。
一応飼いたい人がいないかSNS等で連絡しましたが、可愛くない猫だったので立候補者ゼロ、我が家で引き取ることにしました。
その猫は猫風邪を患っていました。
一応別ゲージに隔離したものの、しろが遊ぼうよーとちょっかいを出すので、しろに風邪が移り、その後麦にも風邪が移り...。
みんなきれいに食欲がなくなっておとなしくしていました。猫風邪は2−3日で良くなります。
そのうちその猫も元気になり、ゲージから出たらしろと仲良くなり、一緒に悪巧みをしていました。
あれ?あなた「私は可哀想な猫ちゃんです」って顔して道端にいなかったっけ?
結果、我が家で一番のヤンチャ猫になりました。
あちこち机のものは落とすわ、小さいから台所に上がれるので料理を荒らすわ手がかかる猫に成長しました。
この時点で、犬1匹、猫3匹です。
それぞれ個性的な子でしたが、それぞれそれなりに性格がなんとかなっていくものです。
世の中には、行き場をなくした犬や猫がたくさんいます。
飼いたくなったとペットショップに行く前に、まずは保護犬・保護猫を探してみませんか?
初めて飼うときも、保護犬や保護猫の団体さんは手厚くアドバイスをしてくれますので、安心です。
ぜひ、保護ねこちゃん、保護いぬちゃんを飼う一歩を踏み出していただけたら幸いです。
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