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おぼんろのすすめ(パダラマ・ジュグラマ編)

どうも、水無月です。
このブログはあけましておめでとうございますでしょうか。

今年も気ままに記事かいていくのでよろです。

と、いうことで私の大好きな劇団おぼんろが公演してます。

2月13日~20日まで。シアターミクサで上演しております。
劇団おぼんろ第20回本公演「パダラマ・ジュグラマ」について。

私は初日と今日参加してきたのですが、マジでめっっっっっちゃよかった。

でも、このコロナ化で空席が多い状態らしく、参加者としてもたくさんの人にこの物語が届けばとおもい急遽この記事を書いております。

なので、この記事で1人でも興味持ってもらえたらいいかなぁとおもって今からおぼんろについて書きます。

◆おぼんろとは

主宰である末原氏が路上芝居していたこともあり、通常の舞台とはちょっと観劇スタイルがちがっています。

◎キャストのことは「語り部」、観客のことは「参加者」と呼ぶ。

おぼんろの物語は想像力をフルにつかって楽しむ物語です。
想像して楽しんだ物語はあなたの物語。

きっと人それぞれの感じ方や見え方があるとおもいますが、その物語に「参加した」という、あなたが物語の一部なのです。

例えば、物語の中で虫になったり、時には壊れた人形になったり、あるいは見世物小屋の観客になったり。

いろんなことがおこりますが、それもすべておぼんろならではの感覚かとおいます。

◎舞台と客席の隔たりがない

一般的な舞台ではステージと客席はわかれているかとおもいますが、通常おぼんろは360度縦横無尽に物語が紡がれます。
時には真横、真後ろ、真上で物語が紡がれたりもします。

語り部の息遣いや温度までもが伝わり、とにかくめちゃめちゃ迫力があります。もはや距離感みたいになるくらい近いです(語彙力)
こんなにも近くでお芝居を見ることはそうそうないとおもいます。

残念ながら今回のおぼんろ本公演はこんな世の中なのでプロセ(ステージと客席で分けられてるノーマルスタイル)での公演ですがそれでも、おぼんろの物語に参加している感覚は変わらず、語り部の熱量もステージ上からめっちゃ伝わるのでぜひ体感してほしい。

◎チケット料金システムが特殊

おぼんろには様々な料金システムがあります。
その中でもひときわ目につくのがいいね公演。
主宰の末原氏が路上芝居をしていた時に取り入れていた投げ銭の名残で、入場無料で物語に参加でき、終演後にいい値で投げ銭してもらいます。

そして、今回は13日がいい値公演だったのですが、コロナの影響で空席が多いこともあり、毎公演枚数は限られていますが、「おぼんろチケット」なるものを発売するそうです。

いい値公演同様実質入場無料。観劇後にいい値で投げ銭ということで、こんなことほんとないと思うので興味がある方、予定の空いてる方などぜひ、おぼんろの物語に参加していただきたいとおもいます。

詳しくはおぼんろ公式Twitterおぼんろ公式サイトを参照してください。

◆パダラマ・ジュグラマについて

【あらすじ】※Monogatalinaお品書きより引用。
食糧難の世界にある養鶏所「カイダム」に鶏を盗みに入る2匹のキツネ。
飢えたケモノと愛に飢えたひよこ、満たされるのはどちらの飢えか。
仲間とは何か?希望とはなにか?それぞれの大切なモノ、愛の形が交差する。 

公式のプロモーションも貼っておきます。

今回上演されている物語は8年前にやった物語の再演になります。

おぼんろ参加者の中でもとても根強く愛されている作品で、私の中では「This is おぼんろ」的な作品とおもってます。

今回はおぼんろ劇団員と客演の方々とのミックスキャストでの上演となっており、主宰の末原さん以外はWキャストになっております。

毎公演組み合わせが違うので、ほんとに見え方がめっっっっっちゃ変わるし、登場人物の関係性やこのセリフの解釈はこの人のこのキャラだったら...みたいな考察もできて最高です(オタク特有の早口)

◆語り部紹介

※登場人物もネタバレしない程度の紹介をします。

◎タック/末原拓馬さん

おぼんろ主宰でもあり、脚本も演出も出演もしております。
おぼんろでは末っ子。

末原作品は「大人の童話」とも呼ばれていたりしますが、個人的には沢山の「愛」の形の物語だとおもいます。

いつもは無邪気な人懐っこい笑顔をふりまいているけれど、いざ物語がはじまると別人になる。色々不思議な人。

タックはひよこです(語彙力)
かわいいんだけど、この工場で生きている異質さのちぐはぐ感がなんとも言えなくなる。

タックのことはなしたらネタバレになりそうなのでぜひ劇場へいってその目で確かめて感じでほしいです(丸投げ)

◎ジュンバ/さひがしジュンペイさん

おぼんろの長男。本公演はわりと悪役が多いかとおもいます。

でもその悪役にも人間らしさだったり、優しさだったり。
そういうのが見えるから悪役でも憎めない...(末原作品そういうところある)
渋い声がまじでいい声。

悪役をやりがちだけど舞台を降りたら優しいパパ。
主宰に隠れがちですが、結構天然だったりします笑

さひがしさん安定に兼ね役多めで主宰同様全ステなので(ジュンバさんはWキャス)ぜひ、ジュンバさん含め、他の役もお見逃しなく!!

◎メグメ/わかばやしめぐみさん

おぼんろでは唯一の女性。
無垢な少女から老婆まで多彩な役をこなすパワフルな女優さん。

小柄なのにパワーがすごくて、ハスキーボイスがとっても魅力的。

そして、お歌が得意で本公演色々歌ってるイメージがあります。
今回のパダジュグもめぐさんの歌声めっちゃ素敵です。

みんなの姉さんって感じだけど、おちゃめでかわいいのが個人的なツボです笑

◎リンリン/高橋倫平さん

おぼんろのムードメーカーで、本公演の時だけのレアキャラ!!!!
ポケモンで言ったらミュウみたいなくらいレアキャラのりんぺーさん笑

奇抜な役柄が多いけど、それもりんぺいさんの個性からきてるのだとおもってる。

そして、驚きの身体能力。おぼんろにはなくてはならない存在です!!
客入れのとき真っ先に声をかけてくれて、すごく安心感をくれます。
一番の良心なイメージが強い。

今回の物語の中でほんとにまじでリンリン大好きなんです。
りんぺーさんのリンリンまじで美人でかわいくてなんかもういい女すぎて好きが溢れるのでぜひ劇場へ!!!!!(圧)

続いて客演の方々の紹介!!!

◎ジュンバ/登坂淳一さん

キャスト発表で普通にびびった。しかも初舞台でおぼんろってすごすぎる(いろんな意味で)

さひがしさんのジュンバさんとは違うアプローチでくるのかなぁっておもってたけど、ほんとにそういう感じ!!!って驚きがあるので、ジュンバさんぜひどちらも見てほしいとおもいました(感想)

登坂ジュンバ素敵ですよ!!!

◎メグメ/岩田華怜さん

岩田さんは「ブライトン・ビーチ回顧録」で拝見したのでこのキャスト発表でこないだの!!!!ってなりました。

岩田さんのメグメはフレッシュです。
若さゆえのみたいなものが岩田さんのメグメからは見えるのが最高です。

こちらもめぐさんのメグメと見比べていただけたらみたいな気持ち。

◎リンリン/塩崎こうせいさん

リュズタンぶりの塩崎さん!!!おかえりなさいの気持ちと、リンリンやるのかーってびっくりと笑

塩崎さんのリンリンもめっちゃ素敵なのよ。
芯が一本通ってて強い女感があるいい女だった(リンリンはいい女)

リンリンはセリフとかの意味合いがWキャスで変わってくる印象あったので、それ考察したりするのたのしい。

◎トシリモ/富田翔

とみしょーさんはホチキスさんの舞台で拝見しており、私はアバレンジャー世代なのでまじかああああってなりました。

とてもヤンチャなトシリモですごい好きです。
メグメとタックとの関係性がWキャスのお二人で全然違う感じに見えるのでそこの関係性なんかも見ててニヤニヤします笑

富田トシリモはしっぽの扱いがめっちゃうまくかわいいのでそこにもご注目を!!!!

◎トシリモ/八神蓮さん

おぼんろにまさかの蓮様というそもそものびっくり笑
わたしはテニミュ育ちなのもありあの蓮様がおぼんろに!!!!!みたいなテンションでした笑

八神トシリモはおにいちゃんって感じの包容力がめちゃくちゃいいです。
岩田メグメとの絡みを拝見したので、わかばやしメグメとの絡みも個人的にどういう関係性に見えるか楽しみなところ。

ぜひ、こちらも見くらべてほしい。

と、いうことでこの物語がほんと沢山の方に届けばいいなぁと思います。

観劇初めての人も興味があったら劇場へ。

ほかにも衣装、舞台美術、小道具、照明、そして音楽。全部含めて最高なのでぜひ!!!!!!

地方で参加したいけど...という方は配信もありますので、そちらをぜひ!!!

また全公演終わったら感想書きます。

この物語が一人でも多くの人に届きますように。

パーダラマ!!!!!!

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