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東北チア・ToBiRaプロジェクト ①

3/12は復興応援試合

ベガルタ仙台 VS いわきFC の試合における在仙3球団チアコラボについて発表がありました。
震災を経験したクラブと、震災をきっかけに誕生したクラブ。
いずれも、故郷のシンボルとして、復興の一助となることが、被災地のスポーツクラブの使命だと考えています。

今年、各球団のチアリーダーになった子達の中には、12年前のあの日、被災し避難したメンバーもいますし、キッズチアとしてボランティア活動を行なっていたメンバーもいます。今、トップメンバーとして、それぞれのクラブで応援をしている、、、あの時の私たちのアクションは、きちんと未来へ繋がっている。だから、これからも、この「応援のバトン」を繋げて行って欲しい、そんな願いをこめて今回のコラボを企画しました。

プロスポーツチームだからこそ、できることがある。

東日本大震災から12年、その後も度重なる自然災害に加え、新型コロナウイルスの問題など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

私たちは、その度に、プロスポーツチームの一員として、そして、チアリーダーとして、地域が抱える課題に向き合い、地域のみなさん方を勇気づける活動をしてきました。

発災後、個人的に福島市の避難所に電話をし、エコノミークラス症候群対策体操や子どもたちへのケアをしたいと話し、受け入れてもらいましたが、一人での活動は、本当に心細く、また、不信がられることもあり、こういう時こそ、行政やクラブとの連携が必要だと強く感じたことを覚えています。

89ERS。そして仙台。

東日本大震災時は89ERSチアーズの一員として活動していました。
クラブが活動休止となり、多くのファンも悲しみ、そして故郷から灯りが消えている今こそ、私たちチアリーダーがやれることをやるべきと、福島と宮城で連絡を取り合い、チアのメンバーは個々に近くの避難所でボランティア登録を行い活動しました。
津波で多くの命を失った方々へは、ダンスや体操ではなく、今、この瞬間に必要としている支援を行う。寄り添うことが最優先。
少しずつ、関係各所の体制も整いはじめ、その後の活動になっていきました。

現在、福島ファイヤーボンズチア・レイグリッターズのアシスタントディレクターでもあるHONOKAとのインタビュー記事です。

89ERS創設者の中村さんや、仙台市の武田さん&亀井さんのインタビューも….。この時の学びを、伝え続けたいです。

チアの基本は「応援すること」。

震災当時に私たちが、
避難所や仮設住宅での被災者を励まし応援し続けたことだけではなく、
「明日を生きるためには、自分自身の命を守ることが大切!」と心身の健康を応援したこと、
被災地の子どもたちが夢を諦めることなく未来へ歩んでいけるように応援したこと、
これらのチアスピリットを、東北のチアリーダーが一致団結して次世代へ伝えていきます。

昨年はJリーグのチアチームに協力していただきました。

さあ、いよいよ
2023.3.12の在仙3球団コラボ企画は「東北チア・ToBiRaプロジェクト2023」のキックオフです!

311は福島のチアと共に双葉地区へ。

「震災を忘れない」「感謝の気持ちを忘れない」「地域との繋がりを忘れない」ために、実際に被災地を訪問して震災について改めて考えるきっかけを作りたいとの思い企画提案させていただいたツアーにも参加します。

こちらについても、改めてご報告します。
複雑な思いがたくさんある中で、嬉しい報告もあります。


震災を風化させることなく、スポーツを通じて未来へつなぐ取り組みを、いろいろな角度からチアリーダーたちと一緒に進めていきます。

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