2022〜2023冬を楽しむ(一般書編)1/1
明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。ということで、早速一般書でおすすめの本を紹介したいと思います。
1.室生犀星『我が愛する詩人の伝記』
詩人室生犀星の視点から書かれた詩人たちの伝記。伝記といっても堅苦しいものではなく、室生犀星とその詩人との関係や出来事について語っている。そのため、人物の造詣も一般的な伝記よりも温かみのあるもので、その素朴さが楽しい作品。
2.『驚きももの木20世紀ー作家、その愛と死の秘密』
テレビ番組として人気を博した「驚きももの木20世紀」の中で、作家の愛や死について取り上げた回に絞ってまとめた本。番組の台本をそのまま掲載しており、番組を観ているかのような臨場感がある。作家について迫った番組を文字でどこでも楽しめる本。購入は中古以外は難しいので、場合によって図書館で借りるのがおすすめ。
3.谷口孝介監修『学研まんが 日本の伝記 紫式部』
紫式部について簡略に楽しめる本。漫画であるため読みやすいが、内容も充実しており勉強もできる。巻末には関連する施設も紹介されており、本だけではなく実際に訪れて見学したい場合にもおすすめ。
文学中心になってしまいましたが、時間がある時に読むのにはちょうど良いかなと思って、今回は文学に絞ってみました。これをきっかけにさらに実際の作品に触れていくのもありだと思います。新年から楽しい読書ライフを送れますように。