心理系大学院受験<志望校決定〜研究室訪問~出願編>

ずいぶんとお久しぶりになってしまいました。
臨床心理士/公認心理師の、ののです。
前回の記事を読んでくださった方、ありがとうございました。

1つ目の記事を書いて満足し、夏バテ&秋の学会・研修シーズンに忙殺されていました…。

まだまだ忙しい時期は続きますが、気分転換も兼ねて更新します!

本日は、心理系大学院受験にあたり志望校をどのように決定したのか、当時の記憶を掘り起こしたいと思います。

といっても私の場合、興味のある分野がある程度しぼられていた(かつ若干ニッチ)ので、志望校選びはそこまで苦戦しなかったと思います。大まかな流れはこんな感じです⬇️

  • 某予備校のガイダンスに参加し、心理系大学院の情報を得る

  • 気になる大学院をピックアップ、詳細に調べる

  • 過去問集め

  • 研究室訪問

  • 出願!

以下、順番に説明します。

某予備校のガイダンスに参加し、心理系大学院の情報を得る

私は学部時代、心理系の学科に所属していましたが、仲の良い友人で大学院受験を目指している人はいませんでした。
そのため、圧倒的情報不足だったのです。
気づいたころには同じ学部の大学院受験組は予備校に通い、勉強会を開き、情報交換をしているという状況でした…(友達少なすぎ)
焦った私はまず予備校の情報を調べ、そこで河合塾の「心理系大学院入試対策ガイダンス」に行きつきます。

早速予約して説明会を聞きに行くと、無料とは思えないほどのボリュームで大満足でした。さすが河合塾。
心理系大学院攻略に向けた各科目の勉強法+志望校の選び方を丁寧にガイダンスしていただき、さらには臨床心理士指定大学院(第一種・第二種)の情報が載った冊子まで配布してくれたのです。
冊子には、それぞれの大学院の授業料や特徴、在籍している教授のオリエンテーションまで記載されていました。
これがなければ私は情報の波におぼれていたと思います…。
この冊子を片手にすぐさま志望校の検討をはじめました。
※こちらは4.5年前の情報です。現在も説明会は開かれているようですが、内容が変更されている可能性がありますのでご了承ください。

もちろん、予備校なので授業受講の案内(いわゆる勧誘)もありましたが、強制的なものではなく、とても良い雰囲気でした。
最後には個別面談もあり、塾の講師やチューターさんともお話できる機会があったのですが、私は時間の都合上参加できませんでした。

気になる大学院をピックアップして詳細に調べる

河合塾の大学院冊子を隅から隅まで読み、興味のある分野の教授がどの大学にいるか調べました。
そして、大学をいくつか絞った後にHPなどでより詳細に大学の特徴をみていきました。私が重視したことは以下のことかなーと思います。

  • 気になる教授のオリエンテーション、研究領域

  • 入試の日程、科目

  • 授業料、奨学金

  • 学科公式の説明会があるかどうか

過去問集め

気になる大学院をピックアップした後は、過去問集めをしました。
心理系大学院の過去問の出題形式はさまざまです。
穴埋め、語句説明、ケースのアセスメント、統計解釈etc…
小論文、共通問題(心理学科が所属している科の共通試験が課される大学もある)の有無も重要です。
受験校の出題形式がばらつきすぎていると、その分対策量が多くなってしまうからです。
そのため、この段階で過去問集めをはじめ、滑り止めも含めてなるべく出題形式が広くなりすぎないように気を付けました
そして自分の受験勉強モチベのため、なるべく入試日程が空きすぎないことも大事かもしれません(笑)
この段階で3.4校に絞った記憶があります。

過去問は、各大学のHPから寄せ集めました。
ほとんどの大学で過去何年か分は公表されているはずです。

研究室訪問

過去問集めと並行して、大学3年生の冬~大学4年生の春に研究室訪問をしました。
コロナだったので全てZoomでしたが、3つの大学院の研究室を訪問したと思います。
説明会が開かれている大学院がほとんどなので、説明会に参加したあと気になる教授に個別に連絡をとり、お話を聞く時間をいただきました。
中には個別訪問の機会を設けていない大学院もあるようなので、その辺りは確認が必要かもしれません。
研究室訪問では、こんなことを聞いた&聞きたかったなーと思います。これが良い質問かどうかはまったくわかりませんので、私見です(笑)

  • 院生の修士論文のテーマ(質的or量的どちらが多いか)

  • 研究室独自の実習施設や研究共同施設

  • 修了生の就職先

  • 学部生との交流の程度

研究室訪問を通じて、最終的に3校受験することを決めました。

出願!

そして出願書類を入手し、作成に入ります。
大学ごとに形式も違えば、提出書類も違うので大学4年生の春~夏はずっとばたばたしてました…並行して研究計画書も書かないといけないので、毎日頭はパンク状態。
場合によっては、在学している大学の教授からの推薦書が必要だったりするので、出願書類は早めに確認しておくのが吉です。
私は全てにおいてぎりぎりだったので、研究計画書の添削も推薦書も、提出間際に教授にお願いしました。今思うと失礼なことばっかりしてました。

このような形で受験校決定~出願までを過ごしました。
受験勉強と並行して進めていたのでなかなかハードな日々でしたが、コロナ禍で家にいる時間も長く、いろいろな誘惑が少なかったのがせめてもの救いです。

次回は、受験勉強編をいくつに分けて書ければと思っています。
過去問分析や研究計画書については、そちらで詳しく触れる予定です!
次はそこまで空かずに更新したいと思いますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです^^


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