akagawa minako

詩と絵と写真で、時折気づく微かな心地をしたためます。うつろう日々の中で、偶然に生まれる…

akagawa minako

詩と絵と写真で、時折気づく微かな心地をしたためます。うつろう日々の中で、偶然に生まれる命を見てやってください。

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  • (詩集)アイ_タイ

  • minaret

    -*あなたの明日をデザインするアイデンティティデザイナー。心に秘めた魅力のカケラを発掘することで、あなただけの物語をデザインしています。自然体の美しさに輪郭をつけるように曖昧な想いをかたちにすることで、誰もが自分らしく輝ける社会を目指します*-

最近の記事

水の仕業

昨晩、ふと悲しさが込み上げてきて涙が流れた。そう、「泣いた」ではなく涙が流れたのだ。 突然の感情の流入に戸惑っている間にも関わらず、あっさりとした引き際だった。今の今まで忘れていたのも、無理はない。それくらい突然だったのだ。 わたしがなぜその出来事を思い出せたのかというと、昨晩が魚座の新月だったからである。 ああ、そっか魚座ならそうだろう。 あの止められない感情は水だ。 癒しと許しを乞うていた。 涙のあとには、眠気を感じる間も無く、気がついた時には朝を迎えた。 #日記 #エ

    • 臆病な黒

      こんなにも欲しがっているのに 求めることに怯えている 近付くことをためらっている 拒絶されることを怖がっている あなたの声が聴こえなくとも 耳をすませていよう あなたの温度を感じられる間は 心をあずけてみよう #日記 #エッセイ #詩 #現代詩 #恋愛 #関係性 #距離 #好き

      • プロフィールを変えてみました

        わたしは、詩と絵と写真で、時折気づく微かな心地をしたためています。 詩は、日記でもあり、物語でもあり、言葉そのものであったりします。 わたしが描く、紡ぐ世界では 「アイデンティティへの探求」 「自己の状態の把握」 「うつくしい哲学」 「未来性」 「青く、春風のように。赤く、灯火のように」 「生きていること」 「愛の行方」 「あなたとの距離」 こういったことが考えています。 まだ増えるかもしれないし、減るかもしれません。いつでもわたしだけが識っている。 #詩 #現代詩 #日記

        • 3月23日

          わたしが生まれた日は満月だった もちろん覚えてはいないけれど 初めて観た世界は、既に満たされていたんだね #詩 #現代詩 #日記 #エッセイ #哲学 #マインドフルネス #満月 #スーパムーン

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        • (詩集)アイ_タイ
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        • minaret
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        記事

          足るを知るは、有るを得る

          「わび・さび」 わたしの根底に流れているものの1つ いろんな美学とともに転換させて わたしの世界を創っていこう 頼りなき心の在り処を探していたけれど いつまでたっても不完全だからこそ、花咲いていられるのかもしれない 冬があるから、春が来るものだし 冬も冬で佳いと思えるようになれば、なおのこと #日記 #詩 #エッセイ #わびさび #美意識 #美学

          足るを知るは、有るを得る

          素顔

          同僚の前での顔 お客の前での顔 旧友の前での顔 仲間の前での顔 家族の前での顔 あなたの前での顔 どれもわたしの素顔 身体は同じ ギアチェンジしながら、自分の奥行きを深める 多数を所有する、1つのわたし #哲学 #自己 #日記 #エッセイ #顔 #素顔 #心

          日々の片想い

          わたしと君の定まらない関係 わたしが手を離したら もう二度と会えなくなってしまいそう 君はこの距離を心地よく感じているのか わたしはもう少し近づきたいよ この欲望言ってしまおうか 進めないことが苦しいのならば、せめてはっきりさせてしまいたい わたしが君の気持ちをわからないように、君もわたしの気持ちを知らないだろう ほんとうのわたしを識ってほしいのに ほんとうのわたしを見せてはいけないと たじろいでいる この狂おしい心をどうにか抑えて 日々の生活を営む #日記 #小説 #

          日々の片想い

          君の笑顔で、この世界を明るくさせて

          わたしの心がこんなにも淋しいのは ほんとうのわたしをひた隠しにしているから 「ワタシ」を表に出してしまったら、君は去ってしまうだろうか、それとも笑ってくれるだろうか? 去ってしまうのならば、君を諦めるしかないし 笑ってくれるならば、この世界をもう少し信じてみてもいいのかもしれない #詩 #現代詩 #哲学 #世界 #小説 #現代小説 #信じる #君 #日記 #エッセイ #恋

          君の笑顔で、この世界を明るくさせて

          近づきたい、でも近づき過ぎたら壊れてしまいそうで

          なにか辛いことばっかり続いたりすると なんで自分ばっかり!って 周りの人に気持ちを押し付けちゃったり 近付き過ぎて、甘えちゃうんだね 葛藤、悲しみ、淋しさ 自分が見たくないから、人のそれを許せなかったり。 それってやっぱり、互いの距離感。 あなたはわたしじゃないし わたしもあなたではない。 相手の心地よいとこ わたしが心地よいとこ 探していくことができる関係でありたいし でも、そんな個と個でも 2人だけの世界でどこか通じあえたら やっぱりそれはうれしんだ #日記 #エ

          近づきたい、でも近づき過ぎたら壊れてしまいそうで

          物理的な距離と精神的な距離について

          最近、距離感についてよく考える。 わたしは他者との関係性に敏感すぎるところがあって、不躾な介入にはバリアを張ってしまう。 でも、その細やかな感覚を察知できる相手には、急激に親近感を感じてしまう。 そういった人と会えることは稀だからこそ、もっと近くに行きたくなるし、好意がふくらめば究極その人と同化したくなる。 それを強要することはもちろんないけど、黙って飲み込んでいられるほど、無欲ではない。 もちろん、同化してしまうとわたしがわたしを保てなくなるので、気をつけているけど。 だ

          物理的な距離と精神的な距離について

          混色

          わたしとあなたが液体だったら、跡形もなく、後色もなく混ざれるのに わたしとあなたは個体だから、あなたとの交わりはどこまでいっても1+1の重なり どこまでいったら、融合できるのだろう 唇も首も、お腹も太腿も、確かめながらなぞってみる 指を絡ませては、空回り 熱い吐息が部屋に散らかる あなたの青とわたしの赤で生み出せれる色は、さぞ深かろう #詩 #現代詩 #小説 #現代小説 #哲学 #恋 #官能 #色欲 #混色 #色遊び #日記 #エッセイ

          祈り

          君が去ったこの街には霧が立ち込め、やがて黒い雨が降り、生き物たちは身体を冷やした。 この星は、青さを失った。 雨がわたしに染み込み、黒い斑ら模様が浮かび上がる。 この雨が君だったら、この同化がどれほど嬉しかろう。 でも君がこんなにも冷たいわけがない。 ただ君の無事を祈り、頭を垂れる。 斑ら模様が疼き出した。 君はこの星にいない。 痛いのは、心だと知っている。 この痛みは君が生きてる証。 だから祈る。 この星が再び青さを取り戻すことを。 #詩 #現代詩 #小説 #日記

          冬茜

          そーた!急げ!もう18時だぞ にいちゃん、まって、あっくつぬげた! 僕たちには待ってくれてるひとがいる ほのかな灯りがともるあったかな時間 今日は弟のすきなシチューだっけ 僕はなんでも大すきさ だって母さんが作ってくれてるんだからだからはやくお家にかえろう 冬茜が僕たちの背を見守っている 冬風が僕たちの背を押してくれる ただいま!! #詩 #小説 #現代詩 #現代小説 #茜空 #冬茜 #ただいま #おかえりなさい #ホーム #日記 #エッセイ

          切なさはやがて愛に変わる

          わたしの半分は切なさで出来ている だからなのか 残りの半分は、あなたへの愛で出来ている 切なさが哀しみではないのは 切ない今この時が、まだ結末ではないからだと思う 哀しみに至ることもないその不安定な状態が切なさであり 1人では右にも左にも行くことも出来ない様を言うのだ 切ないときわたしは人を想う 切なさを溜め込むことで 愛へと変換させることが出来るから そしてようやく、あなたのもとへ歩いて行ける #詩 #現代詩 #日記 #エッセイ #哲学 #小説 #切なさ #愛 #

          切なさはやがて愛に変わる

          季節は待ってくれない

          笑顔は哀しみの裏返し 淋しさ紛らわす、あなたへの愛のふり 苦しみを明日の糧として 辛さも幸せに変えてみせよう わたしは今日も元気です あなたの姿はもう追わない 季節は待ってくれないから ほら、もう春風が吹いている わたしはあなたから翔び立つ 明日が待っているから いってきます、然様なら #詩 #現代詩 #小説 #日記 #エッセイ #春 #風 #いってきます

          季節は待ってくれない

          笑顔の珈琲

          あなたが入れる珈琲は苦かった あなたはまちの珈琲屋さんだから、みんなには大人気なのは知ってる きっと、わたしだけ苦いんだと思う 君は感受性が豊かだね わたしが苦い顔をしても笑って許してくれる その顔がすきだから、わたしはあなたの苦い珈琲がすきなんだ #詩 #小説 #現代詩 #エッセイ #日記 #珈琲 #気持ち

          笑顔の珈琲