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9年間不登校だった息子が高校を楽しむまで①

不登校というと、

みんなどんなイメージをもっているのかな・・・。

「怠けてる」とか「頑張れない子」とか

「頑張ってない子」とかなのかな。

「不良」とか「グレてる」とかは

ひと昔前か。。。(笑)

私が周りの反応からよく感じたのは

「部屋にひきこもって出てこない」

「部屋の中でゲームばっかりして人と関わらない」

「暗い部屋の中で膝を抱えて暗~く過ごしてる・・・」

でした。

一番は「ひきこもり」と思われてること。。。

ぜんっぜん違う~~~!!!(笑)

ということで、

自分の子どものことしか分からないですが、

ここでは我が子の不登校9年間と

コロナで休校が長くて損したと思わせるほど

高校生活を楽しいと言えるまでを

記録用として書いていきたいと思います。

まず、今の私の気持ち。

何か選択を決めるとき、

「多数決」で決められ、

「多」が正解と思わせられる世の中で、

「学校へ行かない」を選択した

「少数」の不登校児たちは

とっても勇気のある子だと

私は思っています。

行かないを選ばざるを得なかった子もいるだろうし

自ら選んだ子もいるだろうし、

結果、そうなってた・・・という子もいるでしょう。

けれど、

「ひきこもり」など、

マイナスなイメージしか持たれない

「学校に行かない」を選ぶことは

子どもたちにとってそう簡単なことではないはずです。

ましてや

子どもの世界は学校がほとんどを占めているのだから。

それに私だって子どものころ、

選んだ答えが自分一人だけだったら

どんなに不安だったか。。。

それどころか、

「間違った・・・」と

正解を聞く前に思ってしまってた。。。

もちろん、

義務教育は、義務と権利なことは知っています。

でもそれは、いったん置いといて・・・

私もはじめは

「学校へは行って当たり前」と思っていたし、

なんとかして「行かせないといけない」とも思っていました。

「行かない」「行きたくない」を

理解してやることができませんでした。

それでも、

私の中の

「こうあるべき」や

「こうすることが当たり前」という

『常識』を

ひとつひとつ壊していく戦いをしていく中で、

何年もかけて少しずつ

自分の持つ狭い世界を広く大きくし、

物事を大きな目と心で見れるようになった気がします。

そして今、

「そんなにイヤな学校、行かなくてもいいか・・・」

「学校へ行くことがそんなに大事かな・・・」

「それより毎日笑ってくれてる方がいいや」

と思えてる自分が、

案外嫌いじゃないんですよね~(笑)

そうなれたのは

不登校を選んだマイノリティー次男のおかげです。

歴史上の世の中を変えた偉大な人たちは

その時代の少数派の人たちで、

多数派の考えに反対だったり、

否定した人たちだったわけで、

どうしても「多」が正解で

「少」は非難されるけど、

それでも、

多数派と違うことをした少数派が

世の中を変えてきたという事実があります。

そういうことからも、

不登校を選んだ勇気ある少数派は

世の中を変えることができる可能性を持った子どもたちで、

世の中とは言わなくても

将来、何かを変える可能性と勇気をもっていると

私は本気で思っています。

そして、

これからの未来を生きていく子どもたちにとって、

私の「~べき」や「当たり前」は

むしろ老害だと思っています。(笑)

もっと自由にもっと柔軟に、

考えていっていいんじゃないかと思うんです。

もちろん普遍的なものもありますけどね。

今のいわゆる「学校」が

居心地の悪い場所でしかなった・・・

自分の可能性を発揮できる場所ではなかった・・・

興味あることややってみたいことが

安心してできる場所ではなかった・・・

そんな息子に、

じゃあ、親の私ができることは何か・・・

それができる場所を探してあげることでした。

   つづく。。。

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