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映画「断捨離パラダイス」の感想:ゴミ捨てと人生は一緒

映画「断捨離パラダイス」の見たのでメモも兼ねて感想を残します。

あらすじ

ピアニストの白高律稀はある日突然、原因不明の手の震えによりキャリアを断たれてしまう。 ピアノのみに人生を捧げてきた彼は、絶望から立ち直るべく、たまたまチラシで見かけたごみ屋敷専門の清掃業者「断捨離パラダイス」で働くことを決意する。
破天荒な上司と、様々な事情を抱えた依頼者たち。
華やかな世界から一転、律稀は想像を絶する世界を目撃していくことになるのだった。 6篇のエピソードからなる新機軸の断捨離人情喜劇。

オフィシャルサイトより引用

感想

総括

ゴミの捨てる・捨てないの行為と人生の選択がどれほど似ているかを改めて感じました。ゴミの処理と人生の選択、それらは全て私たちの手に委ねられています。しかし、その結果が幸せかどうか、それが最も重要なのです。この映画は、そんな人生の選択と結果について、肩の力を抜いて考える機会を提供してくれる作品でした。

詳細な感想

1. 映画の全体的な感想:映画館で見るほどのスケール感がなく、1時間30分以上引っ張るにはちょっと弱いストーリー。家でリラックスしながら見るのが最適。個人的にはNHKの夜11時ぐらいのドラマでやってたら見ちゃうかな、という感じ。

2.ストーリーについて:各エピソードがショートドラマのようで、全体的には映画館で見るほどのスケール感がない。主人公がピアノの道を辞めたことへの葛藤や、各ストーリーのキャラクターの心理面を深く掘るなどの要素が強化されれば、より引き込まれるストーリーになったと思う。

3.視聴環境について:大きな事件が起きたりしない話なので、家でリラックスしながら見るのが最適。特に、お酒を飲みながら見ると良いような気がする。

4.リアリティについて:ゴミ屋敷のゴミ回収を題材にしたドキュメンタリーだったらもっとリアリティがあって心に刺さったかもしれない。ゴミを通じて人間ドラマを描くというコンセプトは良いと思うが、一つ一つが軽かった。もっと、ゴミ回収の各依頼者の個人的な事情に突っ込むとより好みだった。

5.印象に残ったシーン:主人公が「ゴミを捨てるも捨てないも人間のエゴというか、、、つまり今が幸せならそれでOK」みたいなセリフを言ったシーン。ゴミを通じて人生って選択の連続、というのを言いたかったのかな、となんとなく思った。

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