一文字則宗という刀剣男士の感想

先日は加州の特命調査のネタバレ配信から監査官の正体に重きを置いて書きましたが、私の本丸も無事一文字則宗をお迎えしたので追加でいろいろ書いていこうと思います。

加州の特命調査の記事はこちら



というのもですね、私甲府城の3連戦に加州清光を編成してない部隊を送り出してしまいまして、回想で思考がストップしたんですね。

室内戦ということで極短刀部隊に清光を編成しようと思っていたのですが、ついそのまま送り出してしまいまして。
回想が始まってライブ配信と回想が違うって思ってよく見たら編成されてなかったんです。

そのおかげで重要な本音を聞くこともできましたが。


前回の記事で沖田の愛刀であるという記憶があるかもしれないしないかもしれないということを書きました。

しかし回想54で、監査官は自身の物語を語ります。


作り話でもその話を付け加えたかったものがいた。それが愛なのだろう。


一文字則宗には、沖田総司の愛刀であったという物語の記憶があります。
そしてそれが事実ではない(創作である)と認識しています。(回想51より)

私はこのパターンでも面白いかなと思っていましたが、いざ本当にそうなって回想を見ると何とも残酷というか悲しいというか、そういう気持ちになります。


事実と反する物語は歴史を守るうえで混乱を招きかねません。

ですが、創作があることこそがその人が、ものが、愛された証拠だとも思うのです。
愛されていたからこそハッピーエンドにしたかった。生きていてほしかった。この人のものであってほしかった。

私たちが作る物語というのはそういった思いから作られていると思うのです。

そして、一文字則宗もその想いは理解しているのでしょう。


愛とは歪な呪いである

はい。最近はやりの呪術廻戦からお借りした言葉です(原作にあるかはわかりません)。
よく言う言葉でもありますけど。

愛というのは免罪符になりうるんですかね。
特に無償の愛は呪いになりやすい、と個人的には思います。

無償の愛というと語弊があるかもしれませんね。
うーん、なんていえばいいんでしょう。


親の言葉に囚われることってありますよね。

あなたはこうなんだからこうしなさい。
あなたってホント○○よね。
あなたの為を思って言ってるのよ。

こういう言葉って自分がそういう人間だと思い込んでしまうのにつながります。特に親という絶対的に自分より上の人の言葉だと特に。

言霊という考えを使ってきましたが、親がこういった台詞を言う場合あなたのため、愛してるからこそというように免罪符として愛を利用している場合があると思うんです。

これはちょっと違うかもしれませんが、愛という言葉を利用しているのに変わりはないと思います。

そして、一文字則宗は今剣や岩融と似てはいるけど違う存在であると思いました。

理由は二つ。

一つは最初から自分の物語が創作であると認識しているからです。

今剣と岩融が自分たちは物語の上の存在であると気が付いたのは修行に行ってからです。それまでは自分の物語は事実であると認識していました。

今剣と岩融は物語から生まれた存在で、一文字則宗は物語を後付けされた存在であると結論付けられると思います。

もう一つの理由は、本体が存在するかです。

今回実装されたのは一文字則宗の集合体であると私は認識しています。なので厳密にはまた違うのかもしれません。

一文字則宗の刀は数本現存しています。
しかし、今剣や岩融の本体はありません。(今剣ではないかといわれる刀はあります)


一文字則宗の特命調査での服装や回想での加州との絡みを見ている限り、嫌っているとかではないだろうというのが正直な感想です。

わざわざ加州と同じような色の服着てるし、会話を見てても孫をからかうおじいちゃんにしか見えなかったし。

一種の強がりとかでもあるかもしれないんですけど、悪意ではなく愛でつくられた物語だとわかっているからこんな態度なのかなと思いました。

怒ってるんじゃなくて悲しさとか申し訳なさとかが占めてるんじゃないかなって思うんです。

歴史的な事実として沖田に使われたとされる加州と大和守に対する申し訳なさ。
自分に自分ではない物語が付けられた悲しさ。


神様意識の強い個体ならあの扇子を持ちながら「本当に人の子はおろかよなあ。」とか言ってほしい。ただの願望。


追記


監査官としてと一文字則宗としての服装が違う理由についてです。
監査官の時は加州を彷彿とさせる服装で、本丸に配属された後は一文字らしい服装になっていました。

もしかしたらあの慶応甲府の世界線は監査官が沖田の愛刀だったかもしれない世界なのかなと思ったり。
もしあの世界の監査官が加州の立場なのだとしたらあの服装にも納得が行くなと思いませんか。



ここまで読んだ方ならわかると思いますが、この筆者完全に一文字則宗大好きです。
山姥切長義も好きなんですけど、監査官コンビの物語をともにしながらも相手を大切にしているところ本当に推せると思うんです。


加州清光を編成してクリアした人も特命調査のすべての回想を見ることをお勧めします。監査官の本心が見えてくると思いますよ。
あと、特と極でも清光が大部違うので見るのをお勧めします。


書いてるうちにまとまりがなくなってきたのでこの辺で。
もうちょっと思考が整理できたら書き直すかもです。

ではまた別の記事でお会いしましょう。

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