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シリーズ1-起業のポイント 現状把握の大切さ

これまで、高額商品を何故開発する必要があるのか、
そのステップは、というお話をしてきました。

これは、実はそもそも、早く高位安定収益ビジネス
モデルを作って欲しかったからなのです。

低位安定や中位安定が書籍やセミナー、サブスクリプションモデルだとして、高額商品サービスはことづくりであり、特別感のあるプレミアサービスという事で、だから価値を感じて頂けて高額で良いものなのですよね。

さて、方向性が見えてきている中で夢や数年様のビジョン、目標を描こうというお話をする方は多いと思いますが、私は敢えて今ここでやるべきことは、夢やビジョン、目標をいきなり立てる前に、起業家の方や起業間もなく創業期の事業主の方には、現状認識を新たにして頂きたいと思っています。

現状認識とは、強みの再確認であり、ご自身の事業の立ち位置や状態、またどんなリソースをもっていて、何が課題かという点です。実は、課題となると目標やビジョンと現状のギャップが課題という話な訳ですが、事業や自分の立ち位置、状態の把握は先々とるべき対策、これを施策と呼んだりしますが、この対策・施策が個々に異なるという事になります。

似たような領域を扱っている人材でも、担ってきた工程や役割、規模感、スコープが違う事は多々あります。
習性や特性、性格を把握したら簡単に、できる、真似られるものか、本当によく考えて頂きたいと思います。

何故こんな話をするかというと、これを病を診断する
お医者さんに話を例えるとすると、風邪の症状の患者さんがいた時に、その患者さんの風邪の具合は、
自宅で大事をとって薬を飲まずに寝たら治るレベルで
大した事がないのか、高熱で痙攣まで起こしていて
大変な状況なのか、緊急性、やるべきこと、誰がどう関わるかを瞬時に見抜いて対応していますよね。

お医者さん・看護師は大病院だとトリアージという
のでその判断をしています。

この現状把握、現状認識をすっとばかして
あまりにコピー、真似真似が横行しているため
今日はこのステップの大切さをお話させていただきました。

このように、ご自身のビジネスが今どんな状態に
あるのか、スキルやマインドを磨きながら高額
サービスをお客様に提供しようとしているなら、
他の人とどう差別化できそうか、強みを本当の
意味で発揮できるのかを考えていただくて、現状把握が必要とお話しました。

昨今、ネット社会ではそこらじゅうに有益な情報が
転がっています。便利になった反面、真似しやすいし、
真似られ安い。すぐコピーされてしまうというところは
あります。

後発ビジネスなら、コピーできるのはメリットですよね。先発ビジネスなら、コピーされるのはリスクです。
何を見せて、何を見せないかを戦略的に考えておいて欲しいと思います。必要なら、早い段階で特許やビジネスモデル特許といった権利収入獲得のための準備を同時に始めて下さい。

現状把握は、現在持っているしくみ、利用しているしくみ、投じられる資金や、現在持ち合わせている人材レベル、スキルレベルといたものも含むでしょう。

似たような会社や、事業をやっているところがあった
として、現状を把握しますと、似た夢に向かっていても
現状は違ったりします。

人の話は事情や心理、モティベーションなど奥深い
ので今日はこのあたりにしておきたいと思いますが
特にサービスは人が作るものなので、人の心や
人を育てるという観点を念頭におきつつ、
事業やサービスの立ち位置、現状把握をして
頂けたらと思います。

松下幸之助さんは、
『ものをつくる前に人をつくる』と言っていました。
実は、今の時代はサービスとして足りないものは外から必要なら買ってくる、という選択肢、オプションがあったりもするのですが、いつかは人づくり、強化もしなくてはならないことを考えて頂きたいと思います。

業界や、業務やしくみ、年代などで大雑把にもの事を把握しようとする鳥瞰、俯瞰の眼も必要ですが、
現状把握する時は、地に足のついたありのまま、
時に個別事情や状態に至るまで、きちんと把握
した上で、次のことを考えて欲しいですね。
多様性の容認や、理解が欠かせません。

本日は、現状把握の大切さ、というお話をしました。


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