目蓋の裏#4

月が霞んで電燈の中へ

地球は回る

蕾が廻るが花は飾らず

散っていく

鼠の声に泣く赤子は

かき氷で病む

路で羽虫を誘う

爪を携えたケモノは

共鳴して仲間を増やす

新しく生まれた麦は

塵を食べて食べられる

石を蹴ってはならぬの理由は

柱が傷つくからやめた方がいい

1もスポーツ歴もわからないのに

視るなんてできるわけない

階段から落ちても刺されない

指されたとしても目玉が潰れるだけで終わる

予知夢を見るのは駄目なこと

余地夢を探るのは楽しいこと

。。。

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