バンガロールでのドミトリーの喧嘩から学ぶこと
こんにちは。Indoboxでインターンをしているみなです。以前私が紹介した滞在中のドミトリーのインド人のルームメイト2人の間でいざこざがありました。しかしこのいざこざから学べることがたくさんあると感じたので、今回はこのことを書こうと思います。
どんな喧嘩?
私が今いるドミトリーには私を含めて4人が滞在しています。私以外みんなインド人です。このドミトリーで2人のインド人女性の間でいざこざが起きてしまいました。どのようないざこざであったかというと、単純にあつがりなのか寒がりなのかです。クーラーの設定温度でけんかになってしまいました。ある方はとてもあつがりで18度に設定をしてしまい、寒がりの方が寒すぎると28度に設定をしなおしたことが原因です。両者どちらとも譲れなかったため、口論に発展してしまいました。しかしこれが原因で口論に発展してしまったのには1つ理由がありました。それは1人が北インド出身、もう1人でが南インド(ケララ州)出身であったからです。
北インドと南インドの言語
ここで北インドと南インドの言語について説明します。インド人の友人に聞くと北インドでは主にヒンディー語と英語が話されているそう。それに対して、南インドではそれぞれの地域に言語があります。ケララ州ではケララの言語(ケララ州ではマラヤーラム語が話されている)と英語が話されているそう。そのため、ヒンディー語を流ちょうに話すことができないといいます。南インド(ケララ州)からきているルームメイトは、バンガロールで働いていることやヒンディー語を話せる友人がいることを背景にヒンディー語を話すことはできますが、ケララ州の母語の発音がヒンディー語にあらわれるため、積極的には話すことはないと言います。
口論に発展した原因
ここで口論に発展した原因を上記の内容をもとに説明します。
2人がエアコンの温度で少しいざこざになったときに、北インド出身の女性が南インド出身の女性に対してヒンディー語で侮辱するような言葉をつぶやいたそうです。ヒンディー語を南インドの女性はわからないであろう。と思ったようでそのような言葉を発したそうです。しかし南インドの女性はネイティブではないですが、ヒンディー語も話すことができるため意味が理解できてしまったのです。そのため、なんでそんなひどいことを、私が理解できないであろうと思い、ヒンディー語でいうのか。ということから口論に発展してしまいました。
学べる事
この小さな口論から学べることはインドの多様性です。インドでは約18パーセントの人がヒンディー語を母語とするといわれています。ある調査結果ではインドに870の言語が存在すると言われています。
そのため、英語でコミュニケーションをインド人同士で取り合っているケースも多いです。しかし、英語で十分にコミュニケーションがとれる人が社会的階級や所得的には高い人が多いのではないかという印象です。
タクシーやリキシャの運転手、屋台を運営している人に対して英語で話しかけても十分にコミュニケーションをとることはできないという印象です。
まとめ
今回はドミトリーの喧嘩から学べることについて書きました。インドは言語も、文化も食事も本当に多様な国で、自分自身滞在していて飽きない国だと感じる毎日です。
少しでもインドに興味をもっていただけたらうれしいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?