バンガロールのアグリテックイベントに参加してみた
こんにちは。Indoboxでインターンをしているみなです。8月22から24まで開催されているアグリテックのイベントに参加しました。今回はそのイベントについて紹介します。
どんなイベント?
このイベントはMedia today groupという食や農など多岐にわたるテーマにおいてワークショップや会議などを開催している会社が中心となって催していました。この会社は、政府機関と連動し活動しているそうです。また国外、国内における会議にも参加しているとホームページに記載がありました。
このイベントは、この会社の傘下にあるグループが参加していました。例えば、Agritech indiaというグループ、Foodexというグループなど食、農に関するグループが参加し、それぞれのグループが様々な企業にリクルートをし、会場で出店してもらうというシステムのようでした。そのため、イベントでは、Agritechの関連から出店している企業もあれば、Foodexの分野から出店している企業もたくさんありました。
どんな企業が参加していたの?
このイベントには、多くのスタートアップ企業が参加していました。農業、食に関する機械の展示から食関連の展示まで多岐にわたっていました。食に関してみていこうと思います。食ではかなり似ている事業内容が多いというのが個人的な感想です。オーガニック食品の販売、スーパーフード食品をパウダーにして販売、スパイスの販売など似ていると感じる企業もありました。下記に写真を通して紹介します。またコールドチェーンを必要としたプロダクトを販売する企業も出店していました。しかしインドでは、まだコールドチェーンは発展段階にあるところ。またアーユルベーダのなかにも、冷凍食品に対するマイナスな考え方や精神性があるとのことで、現在のインドにおける市場の需要なども気になりました。
自分が参加して感じたこと
このイベントを通して感じたこととして3つ挙げられます。1つ目に、海外への輸出路線を視野にもっている企業が多いということでした。特に市場として企業の人が見ている場所がアメリカや欧米地域が多い印象でした。ほかにも労働市場としてアフリカをみている人も多かったです。日本への輸出も検討している会社も多く、現地市場調査をしてもらいたい。などという要望をもつ企業もかなり存在していました。2つ目に、eコマースを利用したビジネスを想定している、B to Bを軸としてビジネスを行う企業が多いということです。特定のストアをもたずオンラインの販売を行っている企業が結構な割合でありました。インド国内でも、amazonなどのeコマースを使って買い物をするケースが近年かなりの勢いで増加しており、ここにビジネスチャンスを見出す企業も多いということに気が付きました。3つ目に、社会的課題と結びつけプロダクトを販売している会社も多いと思いました。例えば、このプロダクトは先住民族のコミュニティーで生産してもらっているや田舎の女性のエンパワメントにつながっているなど、購入することによって社会問題貢献につながるというプロダクトの発達も感じました。
インドのスタートアップエコシステムのすごさ
今回のイベントに参加して、インドのスタートアップ企業の多さに驚きました。それと同時になぜここまでの数のスタートアップが生まれていくのか疑問に思いました。現在滞在している以前の記事でも紹介したDraper Startup House for Entrepreneursにて出会った、フード関係で起業をしている友人にこの疑問を投げかけると、インド政府も積極的なスタートアップ支援政策があると教えてもらいました。起業をするにあたって支援、援助金がもらえるのだとか。自分自身、日本でインドのスタートアップエコシステムについて少し勉強はしていたものの、現地に赴いたことでインドにおけるスタートアップのバイタリティーやエコシステムについて圧倒されるばかりです。
まとめ
今回はバンガロールで開かれたアグリテックのイベントに参加した感想について書いてみました。もっと詳細が知りたい方はご連絡ください!