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そっと深大寺

久しぶりにX-Pro1を防湿庫から出した。

暑さで参っていたこともあって、まるっと7月8月はカメラを持ち出す回数もぐっと減っていて。

少しの散歩ならGRIIIが便利すぎるのだ………

散策しやすい気候になりつつあり、さらに後押しするのがカメラ界隈の彼岸花ムーヴメント。

そろそろかなと思っていたところに、ご近所の植物園から”現場こんな感じ“とお知らせがきた。


ヨイショと防湿庫を開け、待たせたねX-Pro1くん。(バッテリーある…?

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X-Pro1 & XF35mmF1.4R

神代植物公園水生植物園は、蕎麦で賑わう深大寺の向かいにあり、神代植物公園の“はなれ”のエリアになっている。入園も無料。

整えられた植物園というより、自然な風景を再現したような、うっそうとした雰囲気がある。

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水辺のそばで咲く彼岸花。奥はハナショウブだったかな?


“うっそうと”と言いつつ、ここにはこれが植えてありますーと案内もあり、各エリアしっかり管理されているのだと思う。

それでもなんかこう、花壇に行儀よく並んだ草花たちと違って、混ざり合いながら、力強く伸びるエネルギーのようなものを感じる。

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水辺といえばトンボ。歴戦の猛者のような翅も。

トンボは良いけど、蜘蛛や渦巻く羽虫、おまえはだめだ。

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三連休の中日。台風も過ぎた良いお天気。

それでもここに来るのは“知ってるひと”なのかなと。本家の神代植物公園よりもいくぶん地味なのは否めない。

お知らせを見たか、毎年楽しみに訪れるひとたち。

人の流れについていったらびっくり!なんてひともいたのかな?

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フィルムシミュレーションはASTIAで。

暗く落としたシリアスなシーンから、明るく瑞々しく輝ける彼岸花さんはなかなかの名演者だと思う。

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ここ水生植物園では、彼岸花シーズンと同時期にお米の稲穂シーズンでもある。これが彼岸花と同じくらい魅力的に思う。

彼岸花で有名なほかのエリアには無いユニークさだと思っていて。

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鳥避けのネット。

タイミング次第で稲刈り、干す作業まで見られる。

X-Pro1のお供としてGRIIIも。

フィルム機と一瞬悩んだものの、デジタル2台でも表現の幅は作れるだろうと思って。

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世代も、出来ることも違う2台。

共通点は少ないけれど、どちらも間違いなく撮っていて楽しい。お気に入り達。

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ハイコントラスト白黒。お手軽に格好良くなってしまう。

鮮やかな赤色が、背筋の寒くなるような、白より白い白に感じる。

少し不気味な、華の造形が際立つせいか。

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別名がたくさんある彼岸花。

白黒になると“曼珠沙華”がしっくりくる気がする。

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“深淵”ー  というほど深い池ではなく、蓮の池。

焦点距離、使える機能も違うけど、感触がここまで変わると手が飽きなくて良いね。

X-Pro1とGRIIIで太刀と脇差、そんな関係。

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Fujifilm X-Pro1 / RICOH GRIII