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お金はないけど家にいたくない時

俺は、
暇だったらな
くさる程
持ってんだから

もってないのは
金だけだい。
『人生に、寅さんを。〜男はつらいよ名言集2〜』より

時間はくさるほどあるけどお金がない。

お金はないけど家にいたくない。

家族の目と小言は刺さるように辛い。

部屋だと憂鬱な考えばかり思い浮かぶ。

あまりお金を使わずに一日中、過ごせる場所はないだろうか。

そんなニートの同胞に伝えたい。

国会図書館がありますよ。

何でも読めるぜ!国会図書館!

図書館なんて私の地元にもあるわよ!

とお思いの皆様、ちょっと待ってほしい。

国会図書館は並の図書館とはレベルが違うのだ

どう違うかって?

国内で出版された本がほぼ全て読めるのだ。

わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。
納本制度
国会図書館HPより引用

https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/deposit.html

え、ジャンプも読めるんですか

国会図書館入口
近くには国会議事堂、首相官邸なども。


え〜、でも俺、本読むの苦手だしなぁ。

というそこのあなた。

マンガも置いてますよ。

嘘だとと思うなら検索して確認してほしい。

先ほど説明した通り、
日本国内の、ほぼ全ての本が所蔵されている。

マンガとて例外ではないのだ。

1日過ごせる最高の環境

本を読むのに飽きたら中庭で息抜きでも。


いうまでもなく利用料は無料だ。

税金だから、既に払っていると言うべきか。

初回のみ、図書カードを発行する必要がある。

が、それにも手数料などは当然かからない。

必要なお金といえば

国会図書館までの交通費と(必要なら)昼食代

だろう。

建物の中に飲食スペースがある為
お弁当などを持ち込むことも可能だ。

買う場合は売店がある。
カップヌードルなども手に入る。

(喫茶店もある。食堂は現在閉店中のようだ。)

ほとんどこの施設の中でことが足りる。
(何故か理容室もあるよ)

読むのに飽きたら中庭に行ってみるのもアリ。

周辺は首相官邸や国会議事堂もあるためか
街並みが整備されていて綺麗。

散歩するのも楽しいだろう。

注意すること

漫画も読めるし、中で食事もできるし

お金を使わずに過ごせるにしては最高の環境


しかし、いくつか注意点もある。

  • 利用は18歳から

残念ながら国会図書館を利用できるのは
満18歳以上からの様だ。

場合によっては未成年でも入館できるらしい。

  • 本を外に持ち出す(借りる)のは不可

通常の図書館と違うところだ。
基本的に国会図書館の中で読むことになる。

家に持ち帰って続きを…というのはできない。

  • 土曜はめっちゃ混む(と思う)

2022年11月時点
国会図書館入り口にて撮影

私は時間がくさるほどあるニートこそ
国会図書館に行ってほしいと思っている。

その理由がこれだ。

平日であっても自由に動ける我々だからこそ
活用すべき施設ではなかろうか。

ちなみに平日に行ってもそこそこ人はいる。
が、混みすぎというわけでもない。

  • あまりにも新刊すぎると置いてない

読みたいと思った本が出版されたばかりだと
こちらにも置いていないケースがあるようだ。

読みたい本があるか事前にHPで確認したほうがいいかも。

憂鬱になったら国会図書館

じっと部屋に閉じこもっていたり
誰とも話さず一人で過ごしていると
考えが徐々に悪い方向に向かってしまう。

そんな時、気分転換も兼ねて私はここに行く。

地元の図書館では返却待ちだったり、そもそも置いていない本が、ここではほぼ確実に読める。

高齢者が多い他の図書館と雰囲気が違うのも良い。

スーツを着て何やら熱心に調べ物をする人
論文を片手にPCを操作する学生
私の様なニートらしき者

さすが、東京のど真ん中というべきか
多種多様な人がいるのが面白い。

周囲の国会議事堂や官邸、霞ヶ関の省庁など
普段、生で見ることのない街並みを散策できるのも楽しい。

もし、お金はないけど家にもいたくない

という人がいたなら、是非とも行ってみてほしい。

無料だから。

(ちなみに関西にも国会図書館はあるよ)

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