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一日一食ヴィーガン 愛することとは

一日一食の生活になってから、今週から仕事に復帰しました。
交通事故による怪我で2ヶ月程の休職期間を経て、ようやく復帰することができました。
始めは短い勤務から少しずつ増やしていく予定です。

会社にはこちらの状況を配慮いただけたことに感謝しています。
摂食障害で長い休職をしていた時も待っていてくれました。
今回の交通事故による休職もまでも待ってくれるところがあること、私はとても幸せです。

今回の休職で読書の習慣が更に加速しました。
現在は、1日2冊以上の本を読みます。

社会心理学者のエーリッヒ・フロムの著書の「愛するということ」は新たな気づきを与えてくれました。

「愛してほしい」という思い

「食べたい」とうい欲求

長年、摂食障害で「食べること」に時間やお金など多くのものを費やす生活をしていました。

「食べること」が私の「生きがい」でした。

ストレス、疲れ、不安こういったマイナスな感情を「食べること」で解消していました。
また一人で「食べること」は欲求を満たすのに簡単な行為です。

今の時代、食べ物はすぐに手に入ります。また、食欲を満たすための選択肢が豊富なので、自分の好みで選択することができます。

しかし、「食べること」で抱えている問題は解決してません。
むしろ、沢山食べることは自己嫌悪に繋がりました。

それを解消しようとして、また沢山食べる。
ずっと負のループが続いている状態でした。

「愛」と「欲求」の関係

「愛」があると、「欲求」が満たされることで「愛」がさらに深まります。
逆に「愛」が欠けると、「欲求」を満たすことが難しくなると言われています。

自己嫌悪を感じながら過ごしている中で「愛」を感じにくくなっていました。
自分も自分以外も「私」という人間を受け入れてくれることはなく、愛されることはないと感じていました。

それでも良くないこととわかっていて、「食べること」に走ってしまい、沢山食べることで「欲求」を満たそうとしていました。

「愛したい」という思い

「食べたい」欲求のコントロール

少食になると、以前感じていた「食べたい」という欲求が徐々に少なくなっていきました。

  • 高カロリーのもの

  • 高脂質のもの

  • 甘いもの

こういったものを「食べたい」と思わなくなっていきました。

心の落ち着きによる「欲求」の解放

ヘルシーな食生活になると、次第に心が落ち着いてきました。

  • 仕事、育児に感じていたストレス

  • 極度の疲労感

  • 考えても答えの出ない不安

子どもが生まれてから特に感じていたこのようなマイナスな感情が弱くなっていきました。

これが一日一食になると、更に解放されていきました。

「欲求」からの解放で「愛」に気づく

「食べること」をコントロールできるようになると、他の「欲求」も感じにくくなっていきます。

  • 生きていることに喜びを感じる

  • 全てに感謝の気持ちが湧き上がる

  • 何をしていても楽しい

  • 起きることにマイナスのことなどないと思う

少食、一日一食になると、このような感情で心が満たされるようになりました。

すると全ては「愛」なのだということに気づきます。

「愛するということ」はどういうことか

愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。

愛の能動的な性格をわかりやすい言い方で表現すれば、愛は何よりも与えることであり、もらうことではない。

エーリッヒ・フロム. 愛するということ

私は「愛」は求めて、受け取るものだと思っていました。

「愛してほしい」という感情があり、それに誰も答えてくれないことを悲観し、「食べること」で補おうとしていました。

しかし、フロムは「愛は与えるもの」と言っています。

愛こそが、いかに生きるべきかという問いにたいする唯一の健全で満足のいく答えだということである。

エーリッヒ・フロム. 愛するということ

現在の一日一食の食生活になったことで、以前は見ないふりをしていた「どう生きていくのか」を考えられるようになりました。

「食べること」から解放されて、「どう生きていくのか」に真正面から向き合えるようになりました。

私が愛用しているサービス「Kindle Unlimited」。
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今日も全てにありがとう。


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