見出し画像

一日一食ヴィーガンの誘惑の存在

一日一食ヴィーガン生活を続けて2ヶ月程経ちます。

一日一度、決めたものだけ食べます。

毎回の食事に「何を食べよう」と考えることはありません。
量も基本的に同じです。
体調により多少変えることもありますが、カロリーでいうと50kcal程度の上下だと思います。

そんな生活をしていると、以前と比べ「誘惑」や「依存」への反応が変わってきたことに気づきました。

私は毎日本を読みます。

最近読んだこちらの本の中で「意志力」や「自己コントロール」について書かれていました。

「自己コントロール」を高めることで、「誘惑」や「依存」などに強い「意志力」を働かせることができる。

読み進めていく中で、「そう言えば自分はどうなのだろう」と自分自身のことを考えるようになりました。

誘惑とはなにか

誘惑は人が目標に向かっっていく過程で障害となる一つだと言われています。

欲望や衝動によって引き起こされ、その影響で本来の目標から逸れてしまことがあります

  • 本来食べなくても良い食べ物が食べたくなる

  • 人より贅沢なものを欲しくなる

  • 面倒なことから逃れ楽したい

一般的な誘惑の例としてはこのようなものがあります。

  • ストレス解消

  • 現実から逃れたい

また、こういったもの手段としての誘惑もあります。

誘惑に負けてしまうことは、目標や理想から遠のくだけではなく、自己制御力や意志力を弱めることにも繋がります。

摂食障害での誘惑

摂食障害を抱えていたときは、特に「食べること」に対する誘惑に惑わされていました。

一日中、「食べること」を考えていました。

  • いつ食べられる

  • どれだけ食べられる

  • 何を食べられる

20年間、こういったことを一日中考え、何度繰り返し食べて吐くを繰り返していました。

その状況がストレスになり、そこからも逃れようとする。
そのために、他の誘惑に対してもとても弱い状況でした。

  • これを手に入れたい

  • あそこに行きたい

  • タバコが吸いたい

  • お酒を飲みたい

※タバコ、お酒はもうだいぶ前に辞めています

「普段、頑張っているんだからいいんじゃない」と、言い訳をして、誘惑に応じて行動していました。

少食での誘惑

少食になると、それまでの誘惑への反応が変わり始めました。

少食で満足するなると「なくてもいいかな」という気持ちになる用になりました。

それは食べ物だけに限られたものではありません。

着るもの
シンプルで選択肢があまりない方が良いと思い、基本的に白か黒のものしか買わなくなりました。

身近なもの
以前はある程度ものがないと不安でした。
「なくなったらどうしよう」という不安を感じ、家に何があるか確認せず、使うからという理由で目についたものをその場の衝動で買うこともありました。

すると、実際はそのタイミングではなくても良かったのではということがありました。

それが「なくなったらすぐ買えるし、もしかしたらなくても案外困らないかもな」と思うようになりました。

常にそばにあるものは当たり前になってしまい、それが本当に自分にとって大切なのかわかりにくくなります。

「いらないのでは?」と思い、一旦手放すことで気持ちが軽くなる体験をしました。

「ないリスク」と「あるリスク」を考えると、「あるリスク」の方が高い場合もあることに気づきました。

一日一食での誘惑

食べる回数が減ったことで、更に物欲がなくなっていくことに気づきました。

家族は私以外は一般的な食生活をしています。
一日三食、食べるものになんの制限もありません。

私は、ヴィーガンかつ限られたものしか食べないので、他の家族との食生活とはかけ離れています。

家には、肉、魚を調理して食事に出します。
チョコレートやスナック菓子、アイスもあります。

私はそれを見ても食べたいと思いません。
そのことに改めて気づき、今の自分にとって「誘惑」はなんだろうと考えてみました。

すると、思い当たるものがないことに気づきました。

  • 食べたいもの

  • 欲しいもの

  • 行きたい場所

こういった物に強い欲求を感じなくなっていることに気づきました。
欲求を感じないので、誘惑に感じることもない。

人間は、モノとお金を替えた時点で、お金がいっぱいあれば幸せと思ってしまったところが間違いだったのでしょう。仮にお金がたくさんあっても、もっともっと欲しいと思ってしまうのが人間です。
でも、そうした欲も、少食にするとなくなっていきます。
必要以上に食べるために働かなくてもよいので、欲がどんどんなくなるのです。
必要以上のことは、求めなくてもよくなります。

森 美智代. 「食べない」生き方

一日に青汁一杯で生活してらっしゃる森美智代さんも著書の中でこのように仰っています。

欲がなくなることで、誘惑もなくなっていきます。

それでも人間だもの欲はある

強い欲求がなくなると誘惑に感じるものがなくなっていきます。

それでも、多くの人が幸せであることは願います。

そのために、自分の経験を広げたり、共感したり、応援したりと、
行動に移していきたいという欲求はあります。

現代社会を生きていくうえで、仕事、人間関係など多くの悩みを抱えています。
その社会を生き抜くために、自分をコントロールする知恵を知っていることは、まずは自分の幸せに繋がります。

自分を幸せにし、それを広げていけたらとても素敵なことです。

本は知恵を学ぶには最適です。
時も場所も選ばず触れることができる。
私は毎日本を読むことで多くを学べています。

今日も全てにありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?