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一日一食ヴィーガン 「愛」はすべてを救う

一日一食ヴィーガン生活になり初めてのGWです。

GWは子どもと一緒に過ごす時間が多く、遠くに出かける機会が増えます。

私は移動中に本を読みます。今回のGWの移動中も本を読みました。
久しぶりに過去に読んだ本をまた読み返したくなったものがあったので、出してきました。

精神科医である著者のフランクルがユダヤ人強制収容所で収容されていたときの体験談です。
劣悪な環境にいる中で人はどういった心理となるのか。
その精神状態が段階的に書かれていて、またその時の様子が鮮烈に記されており、読んでいると当時の情景が伝わってきます。

そのような過酷な状況下の中、生き抜く支えとなったものは「妻の存在」。

妻の生死がわからない状態で、妻の生死に関わらず「妻の存在」を感じることで、生きる希望を失わず生き抜くことができた。
そのことから「愛」の尊さを教えてくれます。



「違い」によって失う

遠くに出かけるとなると、外で過ごす時間が長くなるので私以外の家族は外で食事をすることになります。

私は外では飲みものだけを摂ります。食べることはしません。
普段は、昼ころに一日一度食べていることが、外にいるとできなくなります。

このように、長時間外にいると、普段の過ごし方がかなり違ってきます。
それが少なからず負担となります。

今回のGW中も、知らず知らずのうちに気持ちに「余裕がない」状態になっていました。

その余裕のなさが態度に現れ、気づけば、周りに思いやりのない態度をとっていました。

余裕がない

以前、摂食障害の抱えていた時は常に余裕がありませんでした。

強烈な「食べたい」という欲求に多くの時間が支配されていて、食べることに時間も気持ちも使い尽くしていました。

そういった生活の中で、周りを思いやる気持ちは持てずにいました。

  • 誰も助けてくれない

  • 誰もわかってくれない

  • 周りは私の邪魔をする

何か自分の思い通りに行かないと、このようにすぐ周りのせいにしていました。

余裕があることで「感謝」できる

今回、家族と一緒に外出している時に、「なんでやってくれないんだろう」と思ってしまって、主人を少し責めてしまいました。

少し落ち着いた後に、こう思うような状況はなんで生じたのだろう、と改めて自分の行動を振り返りました。

そこで、そのときに「余裕がなかった」ことに気づきました。

「余裕がない」と「感謝」することは難しくなります。
「感謝」=「愛」です。

一緒にいる家族に対しては、ついつい甘えが生じてしまいます。
そして、身近な存在に対しての「感謝」が疎かになってしまっていました。

読書によって我が身を振り返る

フランクルに比べたら、私の日常的な悩みなど取るに足らないものです。

また、私の状況は窮地に追いやられている状態でもなく、よくある日常の一コマに過ぎません。

今、抱えていることが、読んでいる本の内容と直接関係のないものであっても、「気づき」や「きっかけ」、「ヒント」を得ることができます。

今回も本を読むことで自分の行動を振り返るきっかけとなりました。


本に限らず、自分を取り巻くもの全てが「今」の自分に影響を与えてくれます。

食べ物にとらわれない生活を手にした今、そういったものをキャッチしやすくなったことに「感謝」です。


今日も全てのものが「愛」で包まれますように。





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