最低限の知識は教わるべき(2022/05/23)

 以下は18歳までに、銀行の基本的な機能(出金、入金、振込、ローン、カード)とその諸費用(手数料、利息など)の考え方を知っておいた方が良いよなという走り書きです。

 現金が好きでして。いつもニコニコ現金払い、生まれてからクレジットカード利用を片手ほどしか経験しておらず、借金といえば借りている大学費用くらいで大きな欲もなく、酒も飲めず(下戸)煙草もやらず打ちも買えもせずな生活をしているので、当然分割払いもしたことがないです。乗り物の免許は何をやっても人を轢いてしまうと思うのでこれから先も取らない事を考えると車や単車でローンを組むということもないので、難病にかかったり、家を買ったり必要に迫られる修繕費用を支払うなどない限りは借金とは縁遠いのではないかと思います。

 18歳以上かつ高校生でなければ誰でも自分の口座やクレジットカードが作れるようになったので、高校で金融教育というものを授業に取り入れましたというニュースが私の間でも少し話のネタとして上がりました。結果、カードの恐ろしさは強調しておいたほうがいいよねという結論でそのネタは終わりました。

 何年か前にリボ払いはやばすぎる!とインターネットのあちこちでスレが立って>>1が嘆いたりしていたので、よくわからないけどリボはやばいんだろうなというイメージが根付いています。でも、『使い方次第ではおトクに利用できますが、デメリットも多いので注意が必要です!いかがだったでしょうか?』みたいなサイトが大量にひっかかるようになった今のインターネットでは感じる危機感が全く違います。その上ゲームはダウンロード販売が当たり前、スマホのアプリは電子マネーで、課金は現金をポイントに変換してから利用なんてのが普通になった生活をしていると、カードを使った支払いなんて恐れるものではないのです。

 金融教育の話に戻ります。
 ここまでカード恐いで文章を続けてきましたが、恐いから使うななんて言うのはPSをファミコンと呼ぶ母親のようなもので、つまり古いのです。
 カードは使ってもいいけど、カードを使って支払いをした時、その種類と諸費用について考えて支払方法の選択ができるか、できないなら使わないほうが賢明。そういう当たり前を諭すような教育が浸透してくれれば良いなあと。望まない多重債務や膨大な支払いを抱える人を減らせるなら私はそれだけで第1段階はクリアだと思います。
 こういう最低限の使い方を知る上で大事なのは諸費用について、つまり算数と理解力です。「10万円のものを5回払いで支払い、翌月に20万円のものを10回払いで支払った時」と「10万円のものをリボ(1万/月)で支払い、翌月に20万円のものをリボで支払った時」の最終的な総支払回数と総額はどうなるかを答えられるようになれば、この時は分割のが良い、この時はリボのが良いと取捨選択をすることができる、、と思います。
 卒業後即メガバンクの口座を開設する人はいてもそこからすぐ消費者金融にお金を借りに行く人は稀だと思うので、まずはメガバンクで利用できる借金(クレジット一括/分割、リボ、ローン)とデビットについて知っておけば、2年くらいなら十分事足りるのでまずは銀行でお金を預けて遊んで欲しい。
 投資はたとえニーサとかでも、本当にわからない状態で手を出すと良いことないよなと感じるので、流行ってるからではなくて仕組みをある程度知知れる教育を受けられるようになってほしい。そのあとやってみたかったら限度を守って遊んで欲しい。

 これらは保守的な意見で、挑戦してみることは悪ではないので(むしろ面白いで済むなら良いこと!)、最終的には楽しみながら預金もカードも投資もやれるようになればいいよね。
 また、金融ではないけれど自分がどういうことにお金を使ってるかを知るのは便利なので、増やしたり使うよりも貯めるのが好きって人は口座とともに家計簿アプリをダウンロードすれば捗ります。ノート形式の家計簿は自分流の使い方を確立するのに時間を要するので素人にはお勧めできない。(――以下吉野家コピペで了)