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私が酒の席で披露する雑学

お酒が好きなので、呑みに行くことが多々あるのですが、コミュニケーション能力が低い私は酒の席でよく会話が途切れてしまいます。
ある時、いつものように会話が途切れてしまった際、同席していた先輩が何気なく言った一言がネコポニー(心の中に小さく残り続けるトラウマの弱い版)になりました。
その一言は、「何か面白いクイズとか雑学ない?出してよ」。
なるほど、確かにクイズや雑学はどこの呑みの席でも使えるし、
自分の中で笑いを交えながら話せる鉄板勝負クイズや雑学を常に2つ3つ忍ばせておいて必要に応じて出せるようにしておけばコミュニケーション能力の低い自分にとって便利だなと思い、いくつか用意するに至りました。
その中で一つ、僕が酒の席で話す鉄板の雑学を、ここに書き留めておこうと思います。





「とある言葉が時間を経て省略されることで意味が変わる」現象って多くあると思うんですよ。
例えば「携帯」。携帯電話を略すのなら電話の方を取らなきゃいけないのに、携帯の方を取ってしまった。
ミシンも本来は「裁縫マシン」が省略された上に訛ってミシン。
新聞も本来はニュースという意味で、それが書かれている紙だから新聞紙。なのに新聞そのものが新聞紙の意味になってしまった。だから中国語では今でも新聞はニュースって意味。

で、唐辛子の語源は唐から伝わってきた辛子だから唐辛子。
唐は昔の中国のこと。でも新種の唐辛子に獅子唐とか付くと、獅子の中国。唐揚げも唐から伝わってきた揚げ物だから唐揚げ。でも鶏唐って略すと鶏の中国って意味になってしまう。
そんな語源で言うとおかしなことになってしまう言葉って沢山あると思うんですけど、それの究極形見つけたんですよ。

それが「とうもろこし」。
「とう」は先程同様、唐で中国から伝わってきたもの。
唐から来た「もろこし」に似ているからとうもろこしと名付けられたんですが、
ではもろこしとはどういう意味でしょう。
もろこしというのは元々「もろこし切り」と呼ばれる切断する道具が長い年月を経て省略されてもろこしと呼ばれるようになったものです。冒頭の「携帯」と同じパターンですね。
実はこのもろこし、漢字で書くと「唐土」、何とこれも中国のことなんです。
中国から来た道具だからもろこし切り→それが省略されてもろこし→それに似ている野菜が中国から来たからとうもろこし。
だからとうもろこしを語源で言うと中国中国になるんですよ。
北海道産中国中国とか意味分かんないですよね。
中国産中国中国とかも意味分かりません。

で、虫刺されに塗るスースーする塗り薬がテレビCMなどで「もろこしヘッド」とか言ってますけど、直訳すると中国のヘッド、習近平のことやんって言う。
ちなみにですが、習近平の名前が出たので追加雑学を一つ言うと、習近平の弟の名前は「習遠平」なんですよ。
以上です。ありがとうございました。

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