私が付き合う前に大事にしていること

恋愛関係の話を聞かせてもらう中で、私から「あなた」伝えたいことがある。今日はその中の一つ、「質問すること」

付き合った後から気をつけてることはありますか?と質問されたとき、
私はどちらかというと「付き合う前」に重きを置いて気をつけていることに気づいた。
私が人を好きになる基準はたくさんあり、その中の一つに「信頼できるか、安心できるか」
というのがある。
相手から信頼や安心を感じられるようになるまでどうするか?
それは、お互いにさらけ出したり、徹底的に向き合うこと。

向き合うのが怖い、って人がいることを知った。
なんで、向き合うのが怖いんだろう?それを考えたとき、
相手がわからないからだ!と気づいた。

では、相手を知るにはどうすればいいか?

それは、質問すること。自分をさらけ出す前に、まず相手を知る。
自分が納得できるまで、とことん知り続ける。

これは例えだが、私が「100」の質問を相手にしているとしよう。
私はこの100をすべて知れるまで、もしくは100に近づくまで、質問し続ける。
この100というのは純粋に質問の数でもあるし、私の中の相手を理解できた割合でもあるし、
関係が深まってきたなという感覚を抱けるまでの指標でもある。


10や20の質問の段階で、楽しいときという感覚を相手から感じたとき、
更に踏み込んだ質問をしていく。
逆に、10や20の段階で合わないな、と思ったら向き合うのをやめる。
そっと心の扉をしめたらいい。
この時点で守りに入っていい。さよならバイバイしてもいいし、友達としてはアリだな、と思っていい。

あなたが質問して、「そんなこと知ってどうするの?」「そういう事はいいたくないな」
とはぐらかされたり、舌打ちされたり、返事はするけどなんだか適当だったり、
急にキョロキョロしだしたり、目線を合わせようとしてくれなくなったり、時計を気にしたり、
早々に席を立って帰ろうとしたり、とりあえずホテルに行こうとしたり、 面倒くさそうにする人は
あなたと向き合うつもりはない人だ。


少なくとも私は、この対応をされると自分を大切にされている感覚にならない。むしろムカつく。
「二度と私の前に顔を出さないでくれ」
とすら思う。こういう相手にあなたが心を通わせる必要も、自分をさらけ出す必要もない。サヨナラバイバイ一択でいい。


質問の数は、相手に対する興味や関心そのもの。
好意を抱いている相手に質問されて嫌な人はいない、と私は信じている。



質問さえできれば自己肯定感も高くなくていいし、自分のことなんか大嫌いのままでいい。
でも、自分を守ることができるようになる。
あたなにとって得体のしれない男に振り回されて
自身を削ることは防げる。

質問ができれば必ず、あなたは大事にされる。
「大事にされている」感覚を相手を通じて知り、そこから自己肯定感を高めるきっかけにしたっていい。


では、どんな質問がいいのか?


質問にも色々ある。人とのパーソナルスペースがあるように、心にもパーソナルスペースがある。
質問を重ねることで、パーソナルスペースの中にお邪魔させてもらう。



おすすめの質問をいくつか考えたので、参考にしてほしい。

好きな食べ物、苦手な食べ物、曲、見た映画、漫画、追いかけているカルチャー、
過去に夢中になったテレビ、好きだった授業、部活で頑張ったこと、苦手な教科、SNSについてどう思うか、ハマっているお笑い芸人さん、最近読んだ本、
子供の頃好きだった遊び、忘れられない先生がいるかどうか、動物は好きか、どんな動物でも飼っていいなら何がいいか、動物園と水族館はどちらが好きか
etc...
少しずつ 、自分の情報を混ぜていく。相手に自分のことも知ってもらえるし、個人情報ではないからリスクもない。

「私は猫が好きだけど、あなたは猫好き?犬派?」「お菓子が好きでついたくさん食べてしまうのだけど、甘いものは平気?」「チョコミントのこと、どう思う?私は好きなんだけど、歯磨き粉って感じ?」「部活はしてたの?学生の頃は美術部だったけど、なんか運動部みたいだった~」


質問を通して、歩んできた人生を知ろうとする。全力で、知ろうとする姿勢を見せる。
喜び、苦しみ、楽しみを知ろうとする。思い出を共有する。
これが私の言っている100の質問だ。
この質問が自然とできるようになってくると、
相手の過去・考え方・人生観・抱いている展望・目標・コンプレックスが
徐々に浮き彫りになってくる。

「この質問は楽しそうに答えてくれたな」「この話題は特に好きなんだな」
「目が生き生きしてる」「さっきの話、もっと詳しく知りたいな」「いいにくい話だろうに、教えてくれたな」

意外な発見があったり、一つの質問に対して興味が更に湧いてきたり、
教えてほしいことが生まれたり、学びがあったり、尊敬の念が湧いてきたりする。
数字は偽りやすいけど(あなただって身長体重年齢を軽~くサバ読んだりするだろう)、
真剣に自分の人生を知ろうとしてくれている人に、過去や思い出を偽ろうとは思わない。



最後に。
なぜ、質問することがあなたを大事にしてくれることに繋がるのか?
まともに返答できない男は勝手に去っていってくれるし、
そんな男に自分をさらけ出して必要以上に傷つく可能性も減る。

内面を深く知ろうとすると、「他の人と違うな」「特別だ」「自分を分かってくれる」口に出されることはないかも知れないが、そう感じてもらえる。
「自分にとって特別な存在」を男は大切にする。


例えば街中でふらっと何気なく話しかけた相手から
「今日で地球が終わるとして、料理にパクチーが乗ってたら食べる?」
なんて聞かれたらどうだろうか。
正直やばいな。真似はしなくてもいいと思った。うん、むしろしないで。

でも「きみ、面白いね!」
と意気投合して始まる恋は、きっと一生の思い出になるに違いない。


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